むいむいのマイホームづくり

自分の家作りから得た知識・情報をお伝えします。

マンションにガス乾燥機を設置する方法を教えます。

こんにちは、むいむいです。

最近は家事を楽にして生活の質を上げようというのが流行っていますね。

ワークライフバランスが当たり前に叫ばれる今、仕事を効率的にこなしても家事が大変だったら意味がありません。

このQOL(生活の質)を爆上げするのに一役買っているのが乾燥機です。

 

最近も、下記のような記事がはてブで流行りました。

togetter.com

 

うちのブログも乾燥機関連の記事によくアクセスが集まりますから、今度は別の視点から記事を書いてみようかと思いました。

それは、マンションにガス乾燥機が設置できるか?という話です。

電気のドラム式洗濯乾燥機がいいのか、ガスの乾燥機がいいのか、という問題には今回触れません。

 

一戸建てでガスを引いていれば、ガス乾燥機は設置できるケースが多いと思いますが、マンションだと難しいケースが多い。

ケースバイケースなので最寄のガス屋に聞いてもらうのが一番良いのですが、いちいち聞くのも面倒ですよね。

だからこの記事で判断できたら判断してみてください。

 

結論からいうと、難しいケースが多いと思います。

ただし何かを犠牲にすればできる場合もあります。

 

ガス乾燥機とは何か?乾太くんとは?

まず、ガス乾燥機について少し説明させてください。

家庭用のガス乾燥機は、リンナイから発売されている「乾太くん」という商品のみです。

東京ガスや大阪ガスの名前がついていたりしますが、製造元はリンナイです。

バリエーションはいくつかありますが、ガス乾燥機=乾太くんです。

私も知って驚きましたが、一つのメーカーが独占しているって凄いですね。

他のメーカーは参加しないのでしょうか。

コンラインドリー向けの業務用は他にもメーカーがあります。

 

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rinnai.jp

 

 

ガス乾燥機・乾太くんの設置条件とは?

それではガス乾燥機が実際に設置できるかどうか、設置条件を見ていきましょう。

 

ガス乾燥機はガス機器なので、まずガス栓が必要です。それと100Vの電源。できればアース付き。

電気のドラム式洗濯乾燥機は排気を屋内に出しますが、ガス乾燥機は排気が高温・高湿となるため屋外に排出しなければなりません。

このため煙突(排湿筒と言います)を屋外に出す必要があります。

マンションにガス乾燥機が設置できない主な理由は、ガス栓と排湿筒の設置という二つの条件を満たすのが難しいからです。

この条件については、この先の章でもう少し掘り下げます。

 

それ以外の条件はどうでしょうか。

設置する際には壁等との離隔を取る必要があります。

下記は乾太くんRDT-52シリーズの離隔ですが、上部は排湿筒が設置されるため実際にはもっと離隔が必要になります。

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洗濯機の上に設置する場合は、専用の架台の足がしっかり置ける必要があります。

排水パンに重なる可能性もありますからね。

屋外に設置することも可能ですが、その場合や雨の影響を受けないところに設置する必要があります。

 

整理しますと必要な条件は以下の通り。

  • 乾燥機を乗せる架台を設置できる場所がある
  • 100Vの電源がある
  • ガス栓がある
  • 屋内設置なら排湿筒が設置できる
  • 屋外設置なら雨が当たらない場所
  • 防火上必要な離隔が取れている(できればメンテナンススペースも)

 

 

ガス乾燥機をどこに設置する?騒音は大丈夫?

すこし変わった間取りでなければ、洗面所に置いている洗濯機の上はスペースが開いていることが多いと思います。

ここに専用の架台を使って設置するのがもっとも一般的な設置方法です。

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しかし、設置スペースを確保するのが難しいとか、ガス栓や排湿筒の設置が難しいという場合に妥協案としてベランダに設置することもあります。

洗面所かベランダ、大抵はこのどちらかになると思います。

 

ベランダ設置の場合に、気を付けなくてはならないのは、まずマンションの規約です。

マンションの規約には疎いので細かいことはわかりませんが、規約としてベランダに乾燥機等の機械を設置することを禁じられていれば当然設置できません。

あとはマンションのベランダは避難経路にも指定されていることが多いので、避難経路をさえぎるような設置方法はできません。

下記のような例であれば避難経路は確保されていそうですね。

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引用:ガス乾燥機、マンション・バルコニーで防音 | “音”の世界から、建築・暮らしを考える

 

加えて、乾燥機はある程度音の出る機械ですし振動もありますのでそこは配慮する必要があります。

騒音レベルで言うと45db程度なので、縦型洗濯機と同程度です。

洗濯機をベランダに置いたとイメージしてみて問題なさそうな環境であれば騒音に関する問題はクリアですが、自己責任です。(例えば駅前や交通量の多い道路などに面している等)

両隣に気難しい住人がいる等の場合は気を付ける必要がありそうです。

参考:衣類乾燥機(乾太くん)の乾燥運転中の音はどれくらいか知りたい。 | ご家庭のお客さま向けFAQ

 

 

ガス乾燥機用にガス栓は増設できる?

洗面所やベランダにガス栓が最初から付いてることはほとんどありませんので、普通は増設することになります。

賃貸ですと管理組合などの許可を得て増設することになりますのでハードルが上がります。

これもケースバイケースになるので本当は私が答えられる問題ではないのですが、一般論としてお答えします。

 

まずベランダのほうが話は簡単です。

ベランダにガス給湯器がついていれば、そこから分岐してガス栓を増設できる場合が多いですが、ベランダに給湯器があっても必ず分岐できるとは限りませんので注意が必要です。

ベランダではなく玄関側に給湯器が設置されている場合は、キッチンのコンロに接続されているガス管から分岐してベランダへ出すことになりますが、この場合は配管が露出になる可能性が高く、外観を損ねてしまうか、費用がかさむか、その両方になるケースが多いと思われます。

洗面所も同様で、玄関側に設置されているガスメーター付近から分岐するか、キッチンのコンロから分岐する事になります。

 

 

ガス乾燥機用の排湿筒は設置できる?

ベランダ設置の場合は排湿筒は短いものを付ければいいので、無いようなもんです。

なので、排湿筒のことは気にしなくてOK!

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室内に設置する場合は排湿筒が必要になります。

この排湿筒を外に持っていくのにどうしたらいいかというと、下記の3択になります。

  • エアコン用の穴(スリーブ)を通す
  • 壁に穴を開ける
  • 窓を使う

 

エアコン用のスリーブを通す

居室でエアコン用のスリーブが余分にあるような場合は、それを利用して排湿筒が付けられる可能性があります。

ただ、洗面所には普通エアコンなんてつかないのでスリーブがありません。

そしてスリーブがあったとしても、エアコン用のスリーブは75~100φが多く、排湿筒が入るとは限りません。

穴はあるけど径が足りない!という事もあるので注意が必要です。

 

壁に穴を開ける

マンションの壁に穴を開けるというのは、普通はできません。

まず賃貸であれば許可が得られない場合がほとんどでしょう。

分譲マンションはほとんどが鉄筋コンクリート造(RC造)です。

RC造の場合、柱や梁はもちろん壁も建物を支えるための構造体として使用している事が多く、壁に穴を開ける=建物の強度が落ちるからダメ、という理由でマンションの規約で禁止されているケースが多い。

 

エアコン用のスリーブのように、最初から穴を開けている場合は穴のまわりの鉄筋を補強して強度が落ちないようにしているため問題ありません。

後から穴を開けると、鉄筋の位置がわからないため鉄筋を切ってしまう可能性もあるので良くない事とされています。(でも多少ならやっちゃうこともある)

レントゲン調査をすれば鉄筋の位置がわかりますが、費用が10万円位かかります。

コア抜きするのも専門業者がやるのでそこそこお金がかかります。

 

一か所程度なら正直大したことないんですが、他の入居者が同じように穴を開けるとマンションの資産価値が落ちる事にもなりかねませんから、禁止されているケースが多いのかと思います。

既存のコンクリートに穴を開けることをコア抜きと言いますが、2014年には高級マンションでこのコア抜きを600箇所近くもやって社会問題となりました。

余談ですがこのマンション、平均価格が1億4000万円で平均坪単価456万円ってありえん値段ですね・・・恐ろしい。

 

ここまで鉄筋コンクリートの壁に穴をあけるのは難しいと述べましたが、鉄筋コンクリートの壁に見えても実は一部だけALCを使っていることもあります。

ALC(軽量気泡コンクリート)は壁としては使用されていますが、建物を支えるための構造体ではないので、穴を開けても問題ない場合があります。

しかし外側から塗装されていると鉄筋コンクリートの壁なのかALCの壁なのかは素人にはわかりませんから、判断が難しいところです。

参考:マンション開放廊下の「袖壁・垂壁用ALC部材」を開発 型枠工事を省力化し、今後の更なる工業化に布石

 

窓を使う

既存のスリーブも通せない、穴も開けれない、そしたら最後の手段は窓を使うという手です。

ただこの手を使うには洗面所の窓が屋外に面している必要があります。

よくある下記のような間取りでは、洗面所が開放空間に面していないのでダメです。

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洗面所が屋外に面している場合に使える手段がコレ。

窓の一部をアルミパネルのようなもので塞ぎ、そこを通します。

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エアコンをつけたいが壁に穴があけられない場合にも同じようなことはよくやりますので、レアなケースではありませんが、実際これができる家は限られます。

窓が引き戸でないとできませんし、この配管キットがつけられる窓が都合のいい位置に無いとできませんので、限定的です。

 

 

どうすればマンションに乾太くんを設置できる?

ここまで、色々とマンションに設置は難しい!というお話をしてきました。

じゃあどうすれば設置できるんでしょうか。

普通の設置方法は諦めて何かを犠牲にするしかありません。

 

余っている部屋にガス乾燥機を付ける

先ほどの間取りの、玄関横の小さな部屋をまるごとクローゼットにしてしまいましょう。

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子供が家を出たので部屋が余っている~というご夫婦でしたら、マンションの一室が余っているという事もよくあります。

そういった場合は洗面所等にこだわらず、居室につけてしまうというのも全然アリです。

これでしたら、エアコンスリーブを使うか、窓を使えば排湿筒が外に出せる可能性は高いと思います。

ガス栓をどこから持ってくるかは難しいところですが、キッチンから無理やり屋内を通して持ってくるか、玄関側についているガスメーター付近から持ってくるのが無難です。

ガス乾燥機用のガス配管は細いですし制限が少ないので、まだ色々やりようはあるかと思います。

 

それに、居室に乾燥機と衣装を置いてしまえば、もうそこはファミリークローゼットのようなものです。

洗濯以外の乾燥・収納・着用が一括でできるので家事も楽だし、他のところの収納を使わなくていいぶん家もスッキリするかもしれませんし、部屋が余ってたらそんなのもいいかもしれませんね。

 

乾燥機の設置は排湿筒の施工があるため、DIYできなくもありませんが大抵は業者にお願いする事になると思います。

費用はガス機器本体+必要なら架台+排湿筒+窓用のキット+ガス栓増やす工事費なので、20万円前後はかかりそうです。

 

下記のサイトでは、実際に居室にガス乾燥機を設置された方のレポートがあります。

長年の夢かなう ~ガス衣類乾燥機導入~(後篇) - 牧之原市の「あかるいガス屋さん」オイガックス

自力での設置に挑戦! ~ 乾太くんがやってきた (1) ~: 色白腹黒の気まぐれ帳

 

ベランダに設置する

家の中に設置するのが難しいなら、やっぱり屋外しかありません。

屋外なら排湿筒の問題はクリアできますから、マンションの場合は屋外に設置される方が多いように思います。

 

この場合は、前述したように避難経路と騒音の問題があります。

あとは、ベランダに乾燥機があって邪魔とか、部屋から乾燥機が見えると微妙だとか、冬は外に出たくないとか、もちろんそういった細かい問題もあります。笑

 

あとはガス栓が設置できるかが鍵になってきます。

給湯器から伸ばせればいいですが、伸ばせなかったら厳しい。

しかしそれでも排湿筒に比べれば、乾燥機用のガス管は細いですし経路も比較的自由に選べます。

屋内の壁にガス管固定しなくちゃいけない・・・というケースもありますが、その場合は見た目が犠牲になります。

 

ガス栓増設は業者にお願いする必要がありますが、ガス栓と乾燥機を繋ぐのは誰でも付けれるガスコードなので、架台+乾燥機本体だけならDIYも難しくありません。

ガス栓増設の費用次第ですが、うまくやれば15万円前後ぐらいでしょうか。

キッチンからガス管を伸ばして、設置も全部業者に依頼したら20万円というのも考えられます。

 

この方のように、家のガス栓からホースを伸ばして乾燥機を使うときだけガスコードを繋ぐ、という荒業をやっている人もいます。

超時短<ガス衣服乾燥機 >乾太くんは分譲マンションでも最強 神すぎる家電/

乾燥機使ってるとき窓閉められないじゃん・・・そこまでするか!?という感じもしますが、これなら賃貸でもできます。

ただし、ガスコードは5メートルが最大です。

 

 

終わりに

本当にケースバイケースですので、金額はご参考までに留めておいてください。

私はガス乾燥機が好きなので、電気かガスで選べたらガスにしますが、マンションだったら電気のドラム式洗濯乾燥機を買うと思います。笑

残念ですが、設置が難しいことがほとんどですから・・・

でも、もしこの記事を見て設置できそうだな!と思ったら最寄のガス屋にお問い合わせしてみてください。

 

もしよろしければ、乾燥機にありがちなホコリトラブルや、壊れにくい機種について書いた記事もどうぞ。

muimuim.hatenablog.com

 

muimuim.hatenablog.com

 

それではここまでお読み頂き、ありがとうございました。

既製品があるのにベビーサークルをDIYする理由とは?赤ちゃんからテレビを守りたい

こんにちは、むいむいです。

前回に赤ちゃんの移動対策に人工芝は危険だとお伝えしました。

 

muimuim.hatenablog.com

 

でも、守るものが何もないと赤ちゃんがテレビや観葉植物に攻撃するので、それはそれで困ります。

テレビを超至近距離で見ているのも気になります。

その距離でテレビ見えるの?っていうぐらい近い距離で見てます。

 

なので、テレビをガードするためのベビーサークルを検討しました。

既製品がいまいち良いのがなかったので、DIYで手作りすることに。

今回はどうして既製品を買わなかったのか?DIYしたベビーサークルはどういうものか?というお話をしたいと思います。

 

 

テレビの周辺を守りたい

守りたいのはテレビの周辺です。

まずテレビですが、うちの赤ちゃんは結構な勢いでテレビに頭突きをかまします。

理由はわかりませんが、私達にも頭突きしてくるので頭突きが好きなんでしょう。(適当)

それと観葉植物。葉っぱも食べるし土も食べるし倒すしヤバいですね。

玄関とか手の届かないところに移動しちゃえばいいんですが、できたら移動したくない!

あとゴミ箱とガスファンヒーターも守りたい。

 

テレビを中心にこれらのものを囲いたい訳ですが、その場合の商品名はベビーサークルでいいのでしょうか。

ベビーゲート、ベビーガード、ベビーフェンスなど色々呼び方はあるようですが、この記事では一番有名だと思われるベビーサークルということにします。

 

 

既製品のベビーサークルを買わない理由は?

ひたすら述べていきます。

値段が高い・強度が不安

欲しいサイズ(幅2.5m以上)のものだと、安くても1万円位はしますし、色々な希望を満たすものだと2~3万円します。

何年つかうかもわからない物にその値段かぁ、というのも少し戸惑います。

安いものだと今度は強度や固定方法が不安になります。

 

固定方法に不安がある

既製品のベビーサークルは、固定方法に不安が残る物が多いなと感じました。

子供が少し大きくなったときにそれを前後に揺すっても、倒れたり外れたりしないか?とか、よじ登れないか?といった所が気になります。

固定方法がしっかりしていないベビーサークルは、赤ちゃんが押したり引っ張ったりできてしまうようなので、マットや壁に固定するなどの工夫が必要なようです。

 

今キッチンで使っているベビーゲートは鉄製ですが、突っ張りタイプなので赤ちゃんが体重をかけるとたまにズレます。

強く突っ張ると扉があかなくなるので、適度な強さで突っ張っておいて、たまにズレを修正するという使い方をしていますが、使っているうちにハズれないか心配です。

このことからも赤ちゃんが乱暴に扱っても問題ない固定力が欲しいなと感じました。

キッチンと違ってテレビ周辺を守りたいだけなので、多少動いても良いという考え方もできますが・・・

 

サイズが合わない、小さい

テレビボードが1.5m、そのまわりのものも含めると幅が2.5mほど欲しいんですが、この大きさを囲えるベビーサークルはあまり見つけられませんでした。

守りたい範囲を小さくしてもいいのですが、テレビが大きいのでなかなか厳しいものがあります。

できたら部屋にフィットするサイズがいいなと思っていましたが・・・欲しいサイズに一致する商品は少ししかありません。

追加パーツを買ったりすることで大きさを変更できるタイプは嬉しいですね。

 

高さがある

一般的なベビーサークルは高さが60㎝前後あります。

テレビの設置高さが低いので、これだけ背の高いサークルで囲うとテレビが一部見えなくなってしまいます。

テレビとテレビボードの間に何かを挟んで底上げするのも手ですが、テレビが不安定になるし外観もちょっと変になる可能性があるので、出来たらもう少し低いほうがいいなぁ。

もちろん高いほうが赤ちゃんのガード力は高いんですけどね。

 

拡張性が低い

既製品は高さ60㎝位だとお伝えしましたが、この高さがあっても赤ちゃんによってはよじ登ったり他の物を利用して超えてしまう事もあるようです。

高いと邪魔だが、高くないと守れない。

そこで、最初はベビーゲートを低めにしておいて赤ちゃんの成長や行動に合わせて高くできたらいいなと考えました。

ただ、既製品のベビーサークルは改造がしにくいので、物にもよりますが、あとから高さを変えるのは難しそうです。

 

デザインが好きかどうか

これは好みの問題ですが、デザインが好きなベビーサークルは種類が限られます。

下のような木製のベビーサークルは好きなんですが、プラスチック製のやつはちょっと好きになれないなーと思ってしまいました。

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引用:ベビーサークルを柵として活用してます。 *ファルスカ* - ■リビング

 

長いこと使うかもしれない

子どもを中に入れるという用途でベビーサークルを使うと、使える期間は限定されますがテレビを守るという用途でベビーサークルを使うと、結構長期間使うことになる人もいるようです。

4・5歳まで使っている人もいますし、二人目が生まれたらもっと長期間設置するかもしれないと考えると、妥協しにくいなーと感じます。

「値段が高い」という項目では何年使うかわからないのに高いのは嫌だなと言っていたことと矛盾するようですが、要はわがままなんです。

 

中古品もあるけど送料が高い

ベビーサークルもメルカリなどで中古が売買されています。

物にもよりますが中古だと新品に比べ半額程度になるなど、圧倒的に安いのですが、問題は送料です。

ベビーサークルは特に大きいものですし、重量もあるので送料が高くなりがちです。

直接取引ならいいのですが、送料も含めると中古でも結構高くなってしまうのが問題です。

余談ですがメルカリアッテ(メルカリの直接取引版)というサービスがあった時に、ベビーベットを3000円でゲットしましたが、今なお現役で普通に使えています。

新品に比べればリスクはありますが中古でもよければ選択肢的にはアリです。

 

作りたかったから

あとは単純に、作りたかったから作りました。

安くて頑丈で固定力が強くて寸法がぴったりで改造しやすくてデザインもいいやつを探すのは無理だな、と思ったので、それなら作ったほうが早いか。と早々に諦めました。

中古品を探す場合は、ちょうど売りに出るのを待つというタイミングもありますしね。

 

 

既製品で希望を叶えてくれそう良さそうだった商品は?

日本育児のFLEX400-Wという商品ですが、こちらが強度・固定方法・サイズ・拡張性・デザインなどの希望を満たしていました。

ただ価格が3万近くするのと、高さがありすぎてテレビが見にくくなるのは避けられないようです。

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日本育児 木製パーテーション FLEX400-W | おへやで,ゲート・サークル,ゲート,パーテーション | 日本育児公式オンラインショップ

 

 

DIYするのに準備したもの

ホームセンターでツーバイフォーの木材を購入し、加工室で切断してもらいました。

材料費は木材の3500円と、もともと持ってた長めのタッピングねじを使用。ねじは買ったら300円ぐらいかな?

工具は、有線の電動ドリルドライバーと、電動サンダー(やすり)がメインです。

両方3000円位の安物。あとはクランプが2個。

これがあると木材を固定して下穴作ったりねじ打つのに便利です。

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あとは作業台ですね。

これを台無しで作ったとしたら腰がやられてます、たぶん。

 

 

ベビーサークルを1日でDIYしてみた

それでは作ってみました。

買い出しから作って設置まで1日でやったので、写真はほぼありません!笑

 

まずは正面の部分を作って・・・

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はい、できた!!はやーい!

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長い木材だけ最初にヤスリがけし、それ以外の部分は作ってからヤスリがけしました。

電動サンダー無かったら死んでるな~、買って良かった・・・。

塗装はめんどくさいんでナシ!

あとから汚れ付いちゃうから、クリア塗装だけしてもよかったんですけどね。

気が向いたらやろうかな。

 

 

完成したベビーサークルのメリットは?

まず材料費としては3800円位でした。

もうこれは中古で買うよりも安いですね。

今後、追加のパーツが必要になったとしてもまだ価格的優位はありそうです。

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強度はかなりあります。

ツーバイフォーは家の建築にも使われる木材ですから、構造上弱そうなところに大人が乗っても問題なし。

上に座っても横から寄りかかってもビクともしません。背もたれになるのは便利かも。

 

固定力ですが、近くの本棚の棚板でベビーサークルが上下に動かないように固定しています。

棚板と木材の間にはスポンジ状のものを挟んでいます。

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これだけでもほとんど動きませんが、足の裏には滑り止めシートを付けています。

ベビーサークル自体の重量も25kg位あるので、滑り止めの効果も相まって引いたり左右に動かそうと思っても動きません。

持ち上げるのもたぶん無理だと思います。

 

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サイズはテレビボード・観葉植物・ガスファンヒーターがぴったり入る幅として2.7mで、子供がテレビに近くなりすぎないように壁から1.0m離れるようにしています。

高さは42㎝程度とベビーサークルとしては低いですが、これは大人がソファに寝っ転がってもテレビが一応見えるように配慮しています。笑

赤ちゃんが登ろうとしてあっさり超えられてしまうようであれば、言って聞けばよし、聞かなかったら高さを上げる改造をしようと思っています。

木材で作ったので拡張性は高く、色々やりようはありそうです。

 

また、ルンバが下を通ってちゃんと部屋の掃除ができるように下を開けています。

デザインは、まぁ悪くはないかな?と思っています。

 

 

DIYしたベビーサークルのデメリットは?

では、このベビーサークルのデメリットはなんでしょうか。

 

まずは格子状になっている一般的なベビーサークルに比べ、足がかけられるところがあるので、娘は現在10ヵ月ですが成長したら簡単に登れてしまうかもしれません。

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今のところはその兆しはありませんが・・・

そうなったときは、メッシュシート等で表面を覆うか、ベニヤなどを表面に張るか、木材を追加して足がかけられないようにしようかと考えています。

構造を簡単にしてしまったので、足がかけられるのが最大のデメリットかなぁ。

 

その他には、市販のベビーサークルは形を変えることで使い道を変更できますが、これはもうこの形でしか使えないので、そういった変化には弱いですね。

バラして木材として別の用途に使うことはできます。笑

中古品として売買したりもできません。

 

扉が必要な場合などは市販のものに頼ったほうが良さそうだと感じます。

扉周辺の強度を保ちつつ扉と鍵を作るとなると、DIYとして難易度が上がってしまうので・・・。

 

あとはなにより作るのがめんどくさいというのもありますね!

買い出しするのに車両も必要ですし、物がデカイので作成するには大きめな作業スペースが必要になります。

おすすめできるかと言えば、DIYが楽しめる人ならおすすめできますが、必要に駆られて作るというならおすすめできません。面倒くさいので。笑

 

 

失敗した

そういえば、作成中の写真が矛盾しているのにお気づきでしょうか。

AとBの木材同士がくっついて、その内側に足が来るはずだったのに、1枚目の写真ではAのパーツの端っこに足をくっつけてしまっています。

(説明が難しい)

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「設計図は頭ん中に入ってるから大丈夫っしょ~」と思いつつ何も見ないで作っていたら、足の付け方を間違えてやり直しになりました。

この「設計図見ないで作って間違える」ってやつ毎回やっちゃうんですよねー。

 

前回は確か「材料表見ないでどんどん木材を切断してたら、切り間違えた」だった気がします。

なんでかなー、いつも紙を見て1個1個作業を進めるというのができない・・・。

 

しかも。

間違っちゃった失意の中、足を付け直していたら今度はドリルビットを折っちゃうミスをやってしまう。

下穴なしで太いネジを打つのはやりたくなかったので、速攻ホームセンターへ駆け込む。

日が暮れるギリギリだったので、速攻で買ってきてダッシュで制作に戻る。

なんとか次のミスはせずに無事作り上げることができました。

 

ミスしちゃったり時間に追われて焦りながら作ったりするのも、実はDIYの醍醐味だったりして。

次は何作ろうかな~。

 

それでは、また!

赤ちゃんに人工芝は危険!40日で突破されるし怪我するしおすすめできません。

こんにちは、生後10ヵ月の赤ちゃんの父、むいむいです。

最近、ネットでおすすめされていた子育てアイデアを実践していたら、娘がケガしてしまうという事態が起きました。

同じ失敗をされる方が減るように、今回記事を書きたいと思います。

 

どんな子育てアイデアかというと、赤ちゃんが危険なところに移動しないように、ベビーゲート等ではなく人工芝を用いるというものです。

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この人工芝、表面は普通なのですが裏側は突起がいくつもついているので、裏面の上を歩くと大人でも超痛い。

赤ちゃんも痛がるので、これを置いとくとそこに移動できなくなるという訳です。

しかし、うちの赤ちゃんが転んだ拍子に、この突起に顔をぶつけてケガをしてしまいました。

詳しくはこの記事で詳しく述べていきます。

 

 

赤ちゃんの侵入防止には人工芝という子育てアイデアは有名

この子育てアイデアは割と有名なようで、「赤ちゃん 侵入防止」とか「赤ちゃん 侵入対策」などで検索すると2番目にはもうその記事が出てきます。

 

NHKのすくすくアイデア大賞2015にも選ばれています。

www.sukusuku.com

 

むいむい家では、赤ちゃんがスゴイ勢いでテレビに頭突きをかますので、なんとかしなくてはと思い、この人工芝を導入することにしました。

テレビ付近となると守る範囲が広いので、ベビーサークルを買おうとするとそこそこの値段がしてしまう。安くても1万円とか。

しかもその1万円するベビーゲートも頼りなさそうだからすぐ攻略されそう。

 

人工芝なら1000円2000円程度だし、ダメでも諦められる値段というのですぐ導入してみることにしました。

 

 

ホームセンターで買った人工芝を設置

まずはホームセンターで1枚100円位の人工芝を購入。

サイズは30㎝ × 30cmで色はグレーです。

 

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人工芝の表面でも赤ちゃんは嫌がりますが、すぐに慣れてしまい意味がなくなります。

うちは一週間しないぐらいで攻略されました。

 

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人工芝を裏返すと小さな突起がついており、これに乗ると大人でも辛いほど痛い。

最初、赤ちゃんが上に乗っかってしまった時に、「なにこれ~~」と言いたげな顔でこちらを向きながら泣き始めたのがちょっと笑えました。ごめん、娘。

 

 

赤ちゃんに人工芝が攻略される?

人工芝、効果抜群だな、と思っていたら・・・その寿命は短かったようです。

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設置したのがちょうど40日ぐらい前でしたが、最近はどうかというと、まずひっぺがそうとする。

結束バンドで近くの重いものに固定してあるので簡単には動きませんが、いつか攻略されそうな状態。

あとはハイハイで体ごと体重分散させて乗るとあまり痛くないという事がわかったのか、いつのまにか芝を超えていることも。

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一枚の幅では30㎝しかないので頑張ればその先に手が届いてしまうようです。

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この勢いだとそのうち完全に攻略されるなー、数を増やそうかなと思っていたら事故が起きました。

 

 

人工芝に顔面から突っ込んで怪我をする

近くにあったローテーブルにつかまり立ちしていたときに、体をひねりながら転んで人工芝に顔面から突っ込んでしまいます。

いつもと違う泣き声に私も焦りました。

 

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頬っぺたの一か所は、皮膚がえぐられて皮が取れそうな状態に。

写真は血を拭いた後なのでわかりにくいですが、実際に見ると結構痛そうです。

翌日にはそれ以外の部分も点々のアザが出来てしまいました。

 

当たり所が悪ければ、目に直撃して大惨事になることもありえます。

今回はまぶたに当たっていたので目は大丈夫だったようですが、この怪我を見た瞬間はかなり焦りました。

目は大丈夫か確認したくても、泣いていれば目はずっと閉じているので見えるはずもありません。

 

 

人工芝は危険なので撤去し、ベビーサークルを設置

この怪我のあと、すぐに人工芝は撤去しました。

買ってからおよそ40日の運命でした。短い。

 

人工芝を使い続けている人のブログを見ると、やはり赤ちゃんが知恵を付け始めたあたりでどうにも攻略されてしまう事が多いなようです。

私がそうしたように、値段が安いので「ダメでもいいか」といった感じで導入される方が多いようですが、やはりベビーサークルなど物理的に移動できなくする方法のほうが良いと感じました。

もちろん、人工芝で赤ちゃんが大けがしてしまったら、いくら値段が安くても・・・困ります。

 

また、ネットでこの人工芝をおすすめしている記事には、危険性についてはあまり書かれておらず、気づきませんでした。

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でもよくよく考えたら、よく転ぶ子供がいるのに床にこんなとがったものを置いているのは変です。

その辺は自分の頭でちゃんと考えるべきだと思いました。

 

ちなみに子どもの頬っぺたはすぐに落ち着きました。

少し跡は残っていますが、赤ちゃんの再生力なら数か月もかからず治るでしょう。

ごめん娘。

誰かと会うたびに「ほっぺたどうしたの~?」って聞かれます。

「人工芝の裏面に顔面を突っ込んじゃったんだよ・・・」というのも何だかアレなので、適当にごまかしています。

 

人工芝の代わりにはベビーサークルを設置することにしました。

ベビサークルをどんな商品にするかは悩みましたが、既製品に納得できなかったのでDIYで作りました。

ベビーサークルだから人工芝より必ずしも安全とは言えませんが、この事故の後はとても使う気にはなれませんでした。

 

DIYしたベビーサークルについては、以下の記事でどうぞ。

muimuim.hatenablog.com

 

 

 

人工芝の危険性についてネットに情報はあるか

今回と同じような事故が起きた人がいるかどうかネットで調べてみました。

「赤ちゃん 人工芝 危険」「赤ちゃん 人工芝 事故」などで検索しても、検索の1ページ目にはおすすめしている記事などばかりで、危険性については触れられていません。

 

ウチだけの問題なのか・・・と思いきや、1件だけ触れているブログが出てきました。

赤ちゃんの侵入防止に人工芝は効かない!?0歳児で試してみました! | 看護師ママmitchyの子育てblog

 

このブログの一文を引用させて頂くと、「スペース内で遊ばせていたところ、コテンと転倒。そんなに盛大な転び方ではなかったのですが、転んだ先に人工芝の裏のゴツゴツが‼‼おでこからこめかみにかけて、出血を伴う派手な怪我をしてしまいました…。この件により、人工芝は撤去することとなりました。」とのこと。

やはり同様の事故は起きていたようです。

この人も打ちどころが悪くなかったようで安心しましたが、それでも流血しているので良かったとは言えません。

 

 

終わりに 

今回はネットでおすすめされていた記事を実践したら危険だった・・・という事ですが、ネットに限らず何を実践するにしても、自分で考えて判断する必要があるなぁと改めて反省しました。

情報の発信側であるブロガーの私達も、うかつに変な事書かないように気を付けないといけませんね・・・。

何を書くにしても全部裏を取ってから書いていたら大変ですし、難しいところですが、安全に関わるところは注意が必要だと感じました。

 

それではここまでお読み頂きありがとうございました。