むいむいのマイホームづくり

自分の家作りから得た知識・情報をお伝えします。

新築を全部ゆっくり閉まるドアにして、1年使った感想。ソフトクローズの使い勝手は?

こんにちは、むいむいです。

 

最近の新築には、扉が閉まるときの衝撃音を軽減するソフトクローズとかソフトモーションと呼ばれる装置がよく使われています。

家具の引き出しにもよく付けられている装置ですが、これは私のような面倒くさがり屋にはすごい嬉しいものです!

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新築だと引き戸には標準的に採用される事が多いのですが、開き戸ではあまり採用されないソフトクローズ。

むいむい家ではこのソフトクローズを、室内ドアのすべてに取り付けてみました。

そして1年間使ってみましたが、使い心地はどうだったのでしょうか?

今回はそのお話をしていきたいと思います。

 

ソフトクローズのメリットとは?

開き戸とは、こんな感じのドアです。いわゆる普通のドアです。

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ソフトクローズを付けると、ドアが閉まりきる直前で装置が作動し、手を添えなくても装置がドアをゆっくり閉めてくれます。

ドアを勢いよく閉めたときの衝撃音や、振動を防いでくれます。

また、中途半端なところで止まらず最後まで閉めてくれるという効果もあります。

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適度な力でドアを閉める方向に動かせば、最後までドアノブに手を添えなくても、途中で手を放しても安心です。

力が強すぎても、ソフトクローズがゆっくり閉めてくれます。

普通は力強くドアを閉めると、バターン!って衝撃音が響きますよね。

途中で手を放しても絶対そうならないというのが、ドアをより使いやすくしてくれます。

 

例えばトイレだったらドアが閉まると同時にパンツを下せます。

これで漏れそうな時も安心です。

 

ソフトクローズ(ソフトモーション)を全てのドアに採用した理由とは?

むいむい家の間取りやオプションは「実家で使ってて良かったから」か、「実家で不便だったのを改善したかった」のどちらかが多いです。笑

 

今回も例に漏れず、実家で「寒いor暑いからリビングのドアをちゃんと閉めて!」という争いがあったからです。

私は面倒くさがり屋なので、リビングから移動するときにドアを最後まで手を添えずに出入りすることが多くありました。

しかし、リビングはガラスの入った普通より重いドアだったため、勢いよく閉めると家中に衝撃音が響き渡ってしまいます。

そうすると家族のブーイングも響きます。

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かといってゆっくり閉めると最後まで閉まってくれない事があります。

なので、私は移動すると同時に最適な力でリビングのドアを閉め放つテクニックを持っていました。

ただキッチンの換気扇がついていると、負圧がかかっていつもより若干勢いよくしまるし、うっかり力を弱めると閉まらないし面倒くさいなぁと思っていました。

面倒くさがり屋・・・ズボラなのは私だけではありません。家族の男は全員ズボラでした。

そして、どこかのモデルハウスでソフトクローズを見た時、これは家族平和のために全ての部屋に付けよう、と思いました。 

 

むいむい家のドア類はLIXILのラシッサDを採用していますので、ソフトクローズもこのLIXILのラシッサのオプション品を使用しています。

この手のゆっくり閉める機能は各社色んな名称を使っているので、LIXILの場合は「ソフトモーション」ですが、一般的には「ソフトクローズ」だと考え、この記事では名称を統一しています。

この記事のレビューについては、このLIXILのソフトモーションの事を指します。

各社で細かい仕様が異なるかもしれませんので、参考にされる場合はお気をつけ下さい。

 

全部ソフトクローズになった新築に1年間住んでみてどうだった?デメリットは無いか?

まずメリットはしっかり感じることが出来ました。

ドアを通った後、てきとーに閉めても勝手に閉まってくれる!しかもうるさくない。

それと、ソフトクローズがあると、勢いよく閉めるドアに赤ちゃんが指詰めする可能性が減るのは安心ですね。

勢いよくは閉まらないだけで挟む可能性はあるので、注意を払うことには変わりはありませんが、少しだけでも気は楽になります。

 

では、ソフトクローズにデメリットはないのでしょうか?

それが小さな事が色々あるんです。

まず、閉めたときに音が多少します。

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ドア側の金具と、ドア枠側の装置が接触するとき、少し音が響きます。

ドアを勢いよく閉めたときの「バターン!」という音はありませんが、代わりにこれがあります。

 

それほど大きくはないので普段はまったく気にしないのですが、赤ちゃんが寝ているときなどは手を添えて、衝撃音を軽減させるように気を付けています。

音がまったくなくなる訳ではないんですよね、残念ながら。

 

それと同時に、開ける時も音がします。開ける時は金具同士が当たる音ではなく、ソフトクローズの装置自体が動く音です。

この音も気になるほどの音ではありませんが、普通はドアを開ける時には音がしませんので、それに比べれば音がする・・・といった感じでしょうか。

気にするかどうかは人次第という感じ。私は気にしません。笑

 

この開ける時に音がするのは、ソフトクローズの装置が動いているからなんですが、このため開けるときに若干重という問題もあります。

開き戸ではドアノブ全体を持てるため、力がかけやすくあまり気になりません。

ただ、引き戸の場合はへこんでる部分(引手と言います)に手をかけて横に動かしますが、指先に力を入れて動かすため力が入りにくく、開き戸より重く感じます。

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このため、引き戸の場合は必要がなければ完全に閉めないような癖がついちゃったかも。

ですが開き戸より引き戸のほうがドアを閉めた・開けたときの衝撃音が発生しやすいので引き戸のほうがソフトクローズの恩恵が大きいんですよね~。難しい。

 

また、人間が使う分には気にならないかもしれませんが、開き戸のノブをジャンプで開けるペット、引き戸をカリカリやって開けるペットなんかは開けれなくなりますね、恐らくですが。赤ちゃんや幼児も年齢によっては無理かな?

逆に開けて欲しくないならメリットになるかも。

 

それと、開き戸は装置と金具の当たる位置が結構シビアなので、自分で調整できるようにしておいたほうがいいですね。

引き渡しの時に、コレおかしくない?って監督に言ったら8箇所中7箇所ぐらい調整してました。それまでの調整はいったい何だったんだ。

調整のやりかたは簡単で、カバーを外してねじを緩めて位置を決めるだけなんですが、位置決めがシビアなので、なんらかの原因で少しズレたら上手く閉まらなくなるかもしれません。これはLIXILの場合だけかもしれませんが・・・

 

それと・・・LIXIL限定の問題かもしれませんが、ちょっといいドアノブ(把手)が使えない。

金属の風合いが感じられる左のドアノブが使いたかったんですが、これはソフトモーションと合わせて使うことが出来ないらしく、仕方なく標準である右のアルミ製ドアノブに。

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金属風のドアノブはばねの力が強く、ソフトモーションと相性がよくない、といったようなことをショールームで説明された気がします。

ここは残念でしたが、金属風のドアノブだと若干冬場は冷たいかもしれないので、そういった感じで納得しています。

 

最後に、装置はプラスチックでできているので耐久性が少し不安です。

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無理な力が加わっても壊れないような仕組みにはなっていますが、ドアの持つ大きな力を小さなプラスチックのパーツで受けているので、経年劣化で壊れないかというのが気になるところ。

ただ、パーツをひとつ外すだけで普通のドアにもなるので、ソフトクローズが壊れたからドアが使えない!という事にはなりません。

 

パーツはLIXILが互換性のあるものを作り続けてくれる限りは交換は簡単そうです。

また、最近は既存のドアにつけられるタイプの商品もあるので、最悪他社製に交換することもできると考えました。

先を見据えて家作りをしたいものですが、装置の耐久性を気にすると選択が難しくなりすぎると思い、ここは流れに身をまかせる事にしました。笑

 

まとめ

費用はLIXILのラシッサは定価が5000円だったので、その価格で取付までしてもらいました。

開き戸が計7か所で35000円、引き戸は標準仕様なので無料。

数ある注文住宅のオプションの中では比較的安いほうなのでは無いでしょうか。

 

デメリットを多くあげていたので、読んだ方は「採用して後悔してるのかな?」と思われたかもしれませんが、実は大満足してるオプションだったりします。

普段はメリットデメリット系の記事を書くときは私の主観で書いているんですが、今回は執筆中の記事を妻に見られたので、妻にもソフトクローズのドアどうだった?と聞いてみました。

そしたら「大満足、バターン!ってならないのがいい。」というお声が。

この記事を圧縮するとこの一言になるのかな、と思いました。

 

もちろんデメリットもありますし、普通のドアとは若干使い勝手が変わるため、お好みのオプションという事にはなります。

ただ、私は実家でのドア問題(笑)があったので採用にはかなり積極的でした。

 

検討から施工を終えて、この開き戸のソフトクローズはあまり有名ではないのかな?と思いました。

私の調べでは、引き戸は標準的に使われているものの、開き戸は少数派という印象です。

もしかしたら私が気づいていないデメリットもあるのかもしれません。

もしこの記事を見て採用しようかな、と思った方は、各社で操作性などが異なる可能性がありますので、ショールームで実際に見てから決められたほうが良いと思います。

 

最後に、執筆中の記事を見られるのってなんか恥ずかしいので、いつも見られると隠してます。

今回は画面開いたまま別のことをしてたら妻に見られました。なんてこった。

そして前回gif動画に言及頂いたので、今回は使いまくってみました。笑

 

それではここまでお読み頂きありがとうございました!

「使いやすい・大容量・柔軟・安い」全部叶えるリビング収納を買いました。

こんにちは、むいむいです。

リビングの収納家具を何にするかって、結構難しいなと最近思いました。

なぜかというと、

  • よく使うので使いやすさは大事
  • リビングで使うものは多いので収納力は大きいほうが嬉しい
  • 頻繁に目につくのでおしゃれなほうがいい
  • ちょうどいい大きさがいい
  • ライフスタイルに合わせて使い方を変えたい
  • 価格も大事

これらをすべて満たす収納はなかなか無く、むいむい家はリビング収納を何にするかで1年間悩みました。

考えるのが面倒で後回しにしてたとも言えます。

 

そして最近になってやっと答えが出ました。

既製品ではニーズが合わないが、イチから作るのは面倒。

なのでIKEAで買ったオープンシェルフを少しDIYで改良して使う事にしました。

 

これは、私の家でこんなリビング収納を導入して、希望を叶えたよ!という記事です。

いま収納を探している方に同じような収納はおすすめできません。

寸法が合うかどうかがわかりませんし、DIY前提というのもどうかなと・・・汗

でも、リビング収納で悩んでいる方の参考になればと思い執筆しました。

 

 

リビング収納家具をどこに置く?

むいむい家のリビング収納家具を置きたい場所はここです。

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冷蔵庫と壁の幅は110㎝ですが今の冷蔵庫は小さいので、大きなものに買い替えた想定だと100㎝。

隣の収納は奥行45㎝あり、冷蔵庫は奥行65㎝なのでその中間に近い寸法だとスッキリ納まりそう。

 

建築当時は、とりあえず家具置けるスペース開けとけばうまく収まる家具が見つかるだろ~って思ってました。

だけど実際に家具を探してみて、そして設置イメージを検討してわかったことが。

 

幅がぴったり納まらないと違和感がありそう。

できたら左右合わせて10㎝以上は隙間を開けたくないなぁ。

そして、奥行40㎝以上のリビング収納は思ったより少ない。

衣類収納用か、キッチン収納ならあるんですが、リビング向けだと少ない・・・。

 

普通なら、キッチンカウンターの前に置いたり、ダイニングの脇のスペースに置いたりするのでここまで寸法を気にしなくてすむのだと思いますが、このように決められたスペースに気に入った家具を探すのは難しいという事に、後で気づきました。

 

ただ救いはあります。

横にリビング収納用のクローゼットがあるので、ほとんどの物はここに入れようと思えば入るんです。

でもここを使わなくても、よく使うものだけを入れられる、使い勝手のいい家具が欲しかったんです。

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リビング収納家具に入れたい物、置きたい物は何か?

家具を何にするか考える前に、何を入れたいのか考えてみます。

私の家はいま子育て真っ最中で、検討初期には生まれていなかったのですが記事執筆時は0歳8ヵ月の娘がいます。

なので、主に収納したいものは子育てグッズです。

具体的には、おむつ、ミルク関連のもの、おしりふき、ヒップシート(だっこ紐の一種)子どものおもちゃ、等です。

 

その他に置きたいものは、書類などの仮置き、ティッシュやウェットティッシュ等のよく使う日用品があります。

また、観葉植物や小物も置けると嬉しいですね。

これからの事を考えると、子どものおもちゃがまず増えると思います。

とにかく子どもに伴うものに対応したい。

 

前述したリビングのクローゼットには、文房具、カメラ類、ケーブル類、電気関係のアクセサリ、書類、電池や爪切りなど小物、工具、テープ類など、薬、雑貨が入っていますので、それはリビング収納家具に入れる予定はありません。今のところ・・・

 

リビング収納に求める要素は何か?

最初にもチラっと出しましたが、どんな収納にしたいのか改めて考えてみます。

 

まず重要なのは、置きたい場所に収まる収納であること。

むいむい家に求めている寸法に近いかどうかです。

サイズ感は大前提。

 

次に、よく使う収納にしたいので使いやすさは大事。

私の性格から考えると、使いにくい収納は使わなくなってしまいます。

具体的には、しゃがまなくても使える、中身が見やすい、引き出しが使いやすい、アクション数が少ない(例えば扉を開けてからフタを開ける等は面倒)と望ましいです。

 

それと子ども用品を収納したいので、容量も欲しい。

おもちゃは大きいものも多いですし、今は赤ちゃんなのでおむつなど日用品が大量にしまえると嬉しいです。

 

あとはライフスタイルが変わった時に柔軟に使えるという要素もできたら欲しいな。

娘は日に日に成長しているので、持ち物や必要な物もどんどん変わってきます。

子供が二人になるかもしれませんし。

子どもが大きくなったら、違う用途に使う事もできるといいな。

 

それとリビングでよく目につく場所なので、見た目も大事です。

家具自体がオシャレという意味でもありますが、寸法上の意味もあります。

家具の背が高ければ圧迫感がありますし、隙間にぴったり納まっていないと違和感があるかもしれません。

 

値段も安いと良いですね。

お財布的に優しいという意味もありますが、例えば家具を子供用の机に変えたくなったり、そのスペースを別の用途に変えたくなったりしても、値段が安ければまぁ、その家具は別のところで使おうかな、って思えます。

値段が高いとせっかく買ったんだし、コレはリビングで使う!って変化に対応できなさそうなんですよね。

これは私の実家で実際に発生した出来事で、値段が高いとこういうデメリットもあるのか、と思いました。

 

リビング収納の商品を検討する

ということで、条件に適合する商品を探してみました。

 

家具を検討。サイドボード・リビングボード・キャビネット・チェストなど

家具は見た目がおしゃれなのが一番のメリットと感じました。

頑丈なので一生使うこともできますし、使い勝手もいいほうです。

例えばこんな商品。

私がまず思い浮かべたリビング収納はコレです。

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引用:【楽天市場】リビングボード アルダー 無垢材 :家具インテリア DENZO

 

このような家具を検討しましたが、まず幅100㎝にぴったり納まるものを探すのが困難でした。

奥行は比較的40㎝以上のものが多いので良かったのですが、残念。

それと全部引き出しの商品はいいのですが、上記の商品のように開き戸(左下)を含むものは私の好みに合いませんでした。

開き戸だと、入れた物が見にくい、出し入れの際にしゃがむ必要がある、出し入れもしにくい事が多いなど、引き出しと比べてデメリットが多くあります。

収納量はそこそこですが多いとも言えません。これは後述します。

小物や雑貨を中心に収納するのであれば望ましいと思うんですが、私のように子ども用品を中心に収納するのには向かないと思いました。

 

スタッキングシェルフは?

スタッキングシェルフというのは無印良品の商品で、ニトリだとコネクトシリーズという似た商品があります。

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こんな感じの商品で、うまく使えればおしゃれになりますし、中に引き出しや箱を自由に入れることができるので柔軟性も高いと言えます。

 

しかし、このタイプの収納は奥行30㎝位が主流なのが残念です。

一般的なLDKのリビング収納としては使いやすいと思うんですが、私が求めているのは奥行40~50㎝なので困りました。

横幅も40㎝強刻みなので、80㎝では小さいし120㎝では入らないしので、私のニーズには合いませんでした。

 

また、下記のようなオプションパーツと組み合わせて使うのですが、左のパーツは高い(5000円以上する)し、右のようなインナーケースは深さがあるのが気になりました。

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大きいケースだと31㎝の深さなのでちょっと使いにくそうですが、もう少し低いケース(24㎝)にすると今度は余ったスペースから中身が見えてしまうのであまりよくありません。

しかし、中身を見せないためにフタをすると使い勝手が微妙になります。

 

それでも上手く使えれば非常に良さそうだなぁと思ったスタッキングシェルフでしたが、むいむい家には外寸が合わなかった事から見送られました。

 

カラーボックスは?

カラーボックスはスタッキングシェルフと近い感じがしますが、棚板の高さを変えられる点が少し異なります。

棚板の高さを変えられれば、使いやすそうな高さ20cm位のインナーケースに合わせた内寸にできるので、インナケース主体で使うならスッキリ見せやすいかなと思いました。

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高級感はスタッキングシェルフのほうが上ですが、カラーボックスは値段が安いのもいいですね。

ただ、奥行のあるものが少ない事と、またしても外寸上の問題でむいむい家には採用できませんでした。

 

オープンシェルフ、オープンラック、ウッドラックは?

名前が統一されていないのでなんて呼べばいいのかわかりませんが、下記画像みたいなやつです。

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これの特徴は、サイズが豊富・比較的安価なことが挙げられます。

オシャレになるかどうかは見せ方次第でしょうか。

棚板の高さを変えられるタイプであれば、収納するものに合わせて棚板を変えたり、カスタマイズしたりすれば柔軟性もあります。

ただ使い勝手は悪そうかなというのが最初の印象です。

 

サイズが豊富というのが私には嬉しいポイントで、幅89㎝奥行50㎝の商品が見つかったので、他の要素は工夫で乗り切れないかどうか検討してみました。

 

オープンシェルフを理想の収納にできないか検討する

まずオープンシェルフの商品はIKEAのIVARというシリーズのものです。

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外寸は幅89㎝奥行50㎝高さ124cmと許容範囲内であることがわかりましたが、本当は幅が10㎝足りません。

しかし完全にぴったりの家具を求めるのも難しいと思い、そこは妥協します。

ただ、この商品は側面の板が無いのでぴったりじゃなくても違和感が少ないと感じました。

 

最初に思い浮かんだ問題は、どんなケースと合わせて使うか?という事でした。

そこで調べてみると、一番良いと感じたのはニトリのNインボックスでした。

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こんなケースですが、3個並べたときの寸法が79.8cmなのに比べてオープンシェルフの内寸が80.5㎝だったのでぴったりです。

奥行はケースが38.9㎝に比べてオープンシェルフが50㎝と、少し差がありましたが完全にぴったりは難しいと思ったので、ケースの奥行は妥協しました。

見た目的にも並べたときにすっきりしそうだと感じたので、このケースと合わせて使うことは決まりました。

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使いやすさという重要なポイントですが、私が欲しかったのは家具と同じような使い勝手です。

この画像にあるケースをそのまま引き出して戻すと、家具の引き出しとは違いレールがないので、多少前後左右にズレます。

戻すときにズレてそのままだと見た目的になんかイヤだし、戻すときに位置に気を使うのもイヤだし・・・

少し大げさな写真を撮るとこんな感じ。笑

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ここが一番悩んだところですが、レールをDIYで作って取り付けることで、家具の引き出しと同じぐらいの使い勝手にすることができました。

作ったのはこんなパーツを何個か。

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このパーツを棚板の上にはめこんでいきます。

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そうすると、インナーケースがレールの内側だけで動くようになるので、変な位置にズレなくなります。

ケースの下に保護フェルトを張って、奥のレールにもクッションを入れることで、多少乱暴に戻してもうるさくならない仕様にしました。

これでソフトクローズ(ゆっくりしまる機能)ついている家具のように、引出しが使いやすくなりました。

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引出し(ケース)にストッパーがついていないので、引き出しすぎるとそのまま落ちてしまうというデメリットはありますが、奥行のあるケースなので相当引き出さないと落ちません。

ケースをそのままテーブルに移動させて中のものを取り出したりできるメリットもあります。ベビーグッズやおもちゃだと、箱ごと取り出せるのが便利でデメリットよりメリットのほうが大きいと感じました。

 

見た目はナチュラル風ですが、商品は無塗装なので塗装すれば家のカラーに合わせる事ができます。

むいむい家は家具・建具をウォルナット風でまとめているので、それと同じカラーで塗装しました。

おしゃれかどうかは何とも言えませんが、白いケースがキレイに揃っているのは悪くないと思います。

muimuim.hatenablog.com

 

収納力は奥行があるため大きいです。

例えば、下記の家具(高さ83㎝)の引き出しの容量は0.165立方メートルですが、Nインボックスを9個入れたIVAR(高さ90㎝までが収納)なら容量は0.219立方メートルと、十分な大きさがあることがわかります。

12個入れたら高さは120㎝必要になりますが、0.293立方メートルなので相当ありますね。

※むいむい家は現状6個で使用しています

下記の家具は通常服を収納するためのチェスト(たんす)なのでいい勝負ですが、リビング用のサイドボード等はもう少し容量が小さいため、それと比較すれば2倍近くの差になります。

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木製チェスト4段・ウォールナット材幅88×奥行44×高さ83cm 通販 | 無印良品

 

あとは柔軟性ですが、棚板を取り外したり上下させたりできるため色々なシーンに対応できると思います。

通常時はインナケースを使って大容量の収納にしつつ、上段と最上段は簡易物置きスペース&小物置きスペースに。

例えばプリンターやノートパソコン置場を作りたいとか、ダイニングで子どもが勉強する時用に本棚スペースを設けたいとか、趣味を始めたので小物置きスペースをもう一段増やしたいとかがあれば、インナーケースを1段分だけ外してそこを利用します。

インナーケースは他の用途にも転用しやすいので、家のどこかで使えますね。

ルンバやブラーバ等のロボット掃除機をリビングに置きたい、ペット用のスペースが欲しいなんて時は、下の棚板を外せばそこが有効利用できます。

 

最後に値段ですがラック本体が塗料込みで15000円。

引出しを使いやすくするパーツの費用が1000円位。

Nインボックスレギュラーが721円なので9個なら6400円位。

合計22400円なので、新築のリビング用収納としては安いほうではないでしょうか。

 

改良したオープンシェルフのデメリットは?

まず、家具に適したインナーケースを探すのが大変。

無塗装なら塗装するのが大変。

インナーケースの使い勝手をよくするための改造も大変。

結構色々ありますね。

 

耐久面では、インナーケースは樹脂なので経年劣化で変色しないかというところが気になります。もしそうなったら塗装かな。笑

それと、インナーケースの強度が木材に比べると弱いので、重いものを入れると多少しなります。

おしりふき1ケース分(3.5kg位)を入れると結構しなるので、全部引き出してテーブルに移動させるときとかはちょっと気を付ける必要があります。

1~2kg位なら問題なし。しなるとこんな感じです。

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初期が大変というデメリットはありますが、使い勝手としてのデメリットは今のところ感じていません。

 

まとめ

リビング収納って間取りや好みによって必要なものが異なりますので、あまり参考にはならなかったかもしれません。

ただ私が家の収納を考える上で結構悩んだポイントでしたので、もし同じような方がいれば何かの参考になればと思いました。

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あとは、もうちょっと小物増やしたりして見た目を改良したいなぁ。

 

それでは、ここまでお読み頂きありがとうございました!

シンクロ調色のLED照明を1年使って気づいたメリットデメリットと実例写真

こんにちは、むいむいです。

 

今回は少しマイナーなお話です。

むいむい家のコダワリポイントとして照明があるのですが、リビングにはちょっとおもしろい照明が設置されています。

それが今回記事で取り上げるパナソニックのシンクロ調色です。

シンクロ調色とは、照明を明るくすると白っぽい光に、暗くするとオレンジっぽい色に自動的に変わるという種類の照明です。

今回はこの照明を導入してみてどうだったのか?という話をしたいと思います。

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ところで最近、検索流入でブログに来られる方の15%~20%は「ファミリークローゼットを約1年使って気づいたメリットデメリットと、実例写真。失敗しない間取り作り」の記事を見ているそうです。

ファミリークローゼットが今話題の設備であることはわかっていましたが、そこまで人気になるような記事かなぁ?という疑問も。やっぱり、タイトルが良かったのかなーという予想をしました。

なので今回は同じようなタイトルを付けてみましたー!!安直ー!!

 

シンクロ調色とは?

まずシンクロ調色とはなんであるかを簡単にお話します。

最近は、照明の各メーカーとも上位グレードの照明は調光・調色可能なものを販売しています。

 

オーデリックなら、LC-FREEというシステム。

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コイズミはFIT調色というシステム。

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パナソニックは、シンクロ調色です。

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どのメーカーも、照明の色も明るさも変えられますって事は同じなんですが、パナソニックのは少し違います。

明るくすると白っぽい光に、暗くするとオレンジっぽい色になるという、明るさに合わせて最適な色に自動的に変わるというシステムになっています。

調光すると色も同時に変わるので、シンクロという名前なのです。

 

シンクロ調色では明るさによって色が自動的に変わるため、白色&暗いとか、赤色&明るいという組み合わせはできませんが、それは快適ではない光なので必要ないと考えているそうです。(下記画像参照)

他のメーカーはどんな組み合わせの光もできるようなので、好みに柔軟に合わせられる反面、微調整が難しいと言えるかもしれません。

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シンクロ調色のメリットとは?

シーンに合わせて最適な色に変えられるというのが最大のメリットです。

 

朝から昼にかけては昼白色でさわやかな雰囲気を。

勉強や掃除など、細かな作業に向いています。

会社事務所や、学校はこの色の照明ですね。

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お昼から夕方にかけては温白色で自然な明るさを。

昼白色と電球色の間の色で、どちらの良さも兼ね備えています。

視認性もよく作業しやすいけど、程よくリラックスできるといった感じ。

最近はその丁度よさから、とても人気があるようです。

色がもっとも自然に見えるけどオシャレ感もあるので、ファッション系のショップはこの色が多いかな?

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夕方から夜にかけては電球色で温かみのある雰囲気を。

食事が美味しく見えますし、肌色もよく見えます。

リラックス効果もありオシャレにも見えるので、ホテルや飲食店はこの色が多いですね。

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どうでしょうか、シンクロ調色。

実家は常に白っぽい蛍光灯で、それが当然と思って違和感なく20年近く困らず生きてきたので、生きるのに必要とはとても言えません。笑

ただシーンに合わせて色を変えられたらオシャレだし、夜は電球色にしたいけど、昼は温白色で明るくしたいし・・・と思って導入しました。

 

さて、その他のメリットとしてはどうでしょうか?

シンクロ調色のメリットというより、パナソニックのメリットになりますが、他メーカーと比較して評判が良いように私は思いました。

新築住宅に使われるダウンライトなどのLED照明は従来の蛍光灯や電球とは異なり、電気工事士による取付が基本となるので、壊れても自分で交換できません。※一部除く

なので照明本体の信頼性・耐久性が大事となってきますが、パナソニックは他メーカーと比較して比較的評判が良いほうだと聞いています。

電気関係の方に聞くと、まぁ悩んだらパナソニックにしとけば?みたいなありがたい(適当な)お言葉が返ってきます。

 

それと、コントローラー(スイッチ)が優秀です。

話すと長くなるので別記事にしますが、調光調色可能なLED照明は、基本的に照明とスイッチを同じメーカーにしないと互換性上の問題が発生します。

つまり、照明をパナソニックにしたらスイッチもパナソニックにしないといけないのです。

むいむい家は、ボタンを押したらリビングの照明がすべて連動して動くライコンというスイッチを使用しているのですが、これが各メーカーによって微妙に機能が違います。

各メーカー比較したときに一番優秀だと感じたのがパナソニックでした。

 

最後に細かい話になりますが、シンクロ調色は明るさによって色も変わるため、配線が二つで足ります。

ただ、他メーカーは調色を信号線で行うため配線が増えます。

この施工性の差が意外とバカにならない金額で請求される事があります。

 

シンクロ調色のデメリットは?

良い所もあればデメリットも、もちろんあります。

まず、値段が高い。

 

例えばダウンライトで比べてみます。

左の普通のダウンライトと比べると、右のシンクロ調色ダウンライトは3倍近く高い。

本体だけを通販で買うなら、この30~40%ぐらいの値段で買えますが、それでも高い。

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さらにスイッチも普通のONOFFだけではなく、明るさを調整できるコントローラーが必要になります。

下の画像のようなコントローラーをつけようとすると、これが地味に高い。

定価6.5万円なんですが、通販で買っても5万円以上します。

更に施工費を入れると・・・ この「リビングライコン」についてはそのうち別記事で書きます。

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高いのは仕方ないですね、上位モデルですから・・・。

むいむい家はどうしても入れたかったのでこれは頑張って導入しました。

 

では次に。

シンクロ調色の照明は、若干ですが演色性が低いというデメリットがあります。

数値にするとRa80で、一般的には決して低くないのですが、パナソニックには高演色(Ra95)のシリーズがあるため、そちらと比べると若干ですが見劣りします。

 

演色性と言われても、あんまり聞いた事ないですよね。

Wikipediaによれば「ランプなど発光する道具・装置が、ある物体を照らしたときに、その物体の色の見え方に及ぼす光源の性質のこと。」だそうですが、私も詳しくはわかっていません。汗

ただ、むいむい家には高演色の照明とそうでない照明があるんですが、比べると演色性が80前後のものは若干黄色みを帯びていて見えます。

 

パナソニックのショールームでシンクロ調色の照明を見たときは、別に気にならなかったんですが自宅で使うと若干気になります。

とはいえ、明るめの設定で使っていればほとんどわかりません。

よくわかるのは明るさを控え目にしたとき、具体的には30%を切ると目立ちます。

 

下記の画像は左は20%ぐらいの明るさで、右側は40%位の明るさにしています。

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どちらも電球色なのですが、左は不自然に黄色みを帯びて見えます。

右は写真ではわかりにくいと思いますが、自然な電球色の色です。

カメラのホワイトバランスを完璧にできなかったので、実際に見るともう少しマシですが、イメージ的にはこんな感じです。

明るさを低めにしたときの照明の色が気に入らない・・・という問題があるため、うちでは間接照明は40%以上の明るさで使用しています。

 

ただ、これは間接照明だけで起こる問題のようで、ダウンライトはどの明るさであってもいい感じに使えています。

下記画像は20%以下に抑えた明るさですが、不自然さはあまり感じません。

演色性が低いことと黄色みを帯びて見えるの関係性は私にはわかりませんが、こういった問題があるのは確かなようです。

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最後に 

シンクロ調色はコストがかかるので、誰にでもおすすめできるものではありません。

ですが、光が入りやすい南道路の家や、吹き抜けの家が人気である理由の一つは、気持ちいい自然光を家に取り入れたいからですよね。

それと同じように照明にこだわり、暮らしに適したちょうどいい光を家に取り入れるというのも、選択肢のひとつだと思います。

 

同じような内容ですが、よければこちらの記事もどうぞ。

muimuim.hatenablog.com

 

最後に、はてブで暖かいコメントやスター、いつもありがとうございます。

パントリーいらない派の方が意外に多くて驚きました。

 

「何を収納するのかはパントリーに限らず全ての収納に言えることですよね」

確かにそう!住んでみたら違うなってなる可能性もありますが、やったほうがいいですよね。

「シンク側の写真も見てみたいです」

ぜひ今度!何かの記事で取り上げます。

「アパート時代の土鍋?が落ちそうでハラハラしました!」

目の付け所が鋭い!笑

あの写真ゴチャゴチャしてるのであんまり見ないでください汗

 

それでは、ここまでお読みいただきありがとうございました。