むいむいのマイホームづくり

自分の家作りから得た知識・情報をお伝えします。

キッチンのパントリーは本当に必要?判断に必要な4つの視点と、私の結論。

こんにちは、むいむいです。

 

新築を建てる時・買う時に欲しい設備として、パントリーがよく候補に出るそうです。

このパントリーというのは、こんなイメージ。

食料やストック品などを貯蔵することができます。

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引用:丁寧な暮らしのルール 〜収納・料理・インテリア・ときどき双子〜

 

私は、家を検討しているときに1畳程度のパントリーが欲しいなーと思っていました。

しかし家の大きさとは限られているもの。

欲しい設備を全部詰め込んだら、いくら家が広くてもキリがありません。

 

パントリーは必要か?という事を真剣に考えた結果、むいむい家では残念ながらパントリーを採用しないことにしました。

この記事では、どういった視点で検討した結果、採用しなかったのか?という事を述べていきたいと思います。

 

1.収納力を考える

まずは収納力という視点からパントリーが必要かどうかを判断します。

私が行った手順はこうです。

 

  1. 新築のキッチン収納(パントリーが無い場合)をイメージする。
  2. 今住んでいる家のキッチンの収納力はどれぐらいか調べる。
  3. 今のキッチンの収納力と、新築のキッチンの収納力を比較する。
  4. その結果からパントリーが必要かどうか判断する。

という感じでやってみました。

 

検討していた新築のキッチンはこんな感じ。

大きめの幅2700mmのカップボードに、吊り戸、シンク側にも収納はあります。

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アパート時代のキッチンの収納力は、見た目を無視しているのでそこそこあります。

恥ずかしいぐらいゴチャゴチャしてるのですが、参考までにこんな感じです。

これしか写真なかった。笑

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このアパートにある物を、棚1枚に乗っているものを1ブロックとして、新築のキッチンに当てはめていきます。ざっくり。

そうすると・・・新築のキッチン収納は、アパートの2倍以上にはなるだろうという事がわかりました。

こうして考えてみると、新築のキッチン収納は思ったより入るな!と感じました。

 

新築のキッチン収納にどれだけ物が入るかわからない場合は、メーカーのショールームに行ってみるのもいいです。

ホームセンターのリフォームコーナーで見てもいいし。笑

 

この2倍以上の収納力になるという結果を見ると、パントリーが無くてもカップボードやシステム収納で十分だろうという印象を受けました。

ですが、将来的に物が増えるという事や、収納力には多少ゆとりがあったほうが出し入れが容易になるため、2倍というのは必ずしも安心できるものではないとは思います。

ただ私達はあんまり物を増やさないタイプなので、現状でもなんとかなっているのに将来、物が2倍にも増えるだろうか?と思うと、収納が足りなくなる事はあまりイメージができませんでした。

 

ここの結論としては、パントリーが無くても収納は足りそう。という事でした。

 

2.何を収納するか考える

パントリーに収納したいものは何があるか考えてみます。

例えば飲み物やお菓子のストック、キッチン家電、大きめの鍋、紙類のストック等、普段使わない食器、などでしょうか?

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引用:収納なら南海プライウッド

 

実際に何を入れたいかを考えてみると、私はあんまり入れるものがない事に気づきました。

飲み物やお酒もそんなに多く買わないし、お菓子も食べ過ぎるので買わないし、賞味期限が知らぬ間に切れてるのが嫌なので食料系のストックもあまり買わないし、キッチン家電や鍋類もそんなないし、来客者用のアイテムなんてないし・・・笑

これは好みによるところかと思います。

私達は、キッチン家電や調理器具は増えるかもしれませんが食料は管理できないほど増やしたくないと思ったので、パントリーがあってもそこまで食料は増えないかなと思いました。

 

ここで感じたのは、パントリーは私達にはあまり向いてないかも。という事でした。

 

3.実際の使用例を参考にする

次に、パントリーの実際の使用例を見て検討を行います。

幸いにも私は、築20年の実家に2畳ほどのパントリーがありまして、それを参考にしたので楽でした。

もし実際に使っている例が見れなければ、ネットにある実際の使用例を見て参考にするのもいいと思います。

友人宅にパントリーがあれば、拝見させてもらうのもいいかも。

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まず実家のパントリーを見て思ったのは、キッチンと直接関係のない雑貨が6~7割ぐらい入っていました。

具体的にはトイレットペーパー、ティッシュ、洗剤などのストック品、日用品のストック品、紙袋やエコバッグ等、工具類、掃除機、などなど・・・

入れるのにちょうどいい他の場所が無かったのでパントリーに突っ込まれたと思われます。笑

 

イメージしていた新築では、それらの雑貨はキッチンとは別の場所に保管しようと考えていたので、それらの雑貨はパントリーにしまう必要はないという事になります。

そうすると、残りの3~4割の物がパントリー以外のところに収納できれば良い事になります。

ただその3~4割の物も、収納力や使い勝手が向上した最近のキッチン収納であれば十分収まる気がしました。

それと両親は物が捨てられないらしく、調理器具や食器等が結構あったので、それらを整頓すれば現状パントリーがなくても食料類は収まるんじゃないかなという気もします。

 

ここのまとめは、実際の使用例を参考にするとパントリーの具体的なイメージがわきやすいという事でした。

ネットにあるパントリー使用例の画像を見るのも、パントリーに収納する物がイメージできるのでいいと思います。

私達は実家を参考にしてみて、あればいいけど無くても何とかなるな、と思いました。

現在は夫婦2人と生後8ヶ月ベビーなので食料が少ないですが、将来的に4人家族になったら物が増えると思われます。

そうなっても実家にあるものをベースに考えれば、物が増えた先にどうなるのかという点もイメージが湧きやすいと思います。

 

4.パントリーのメリットは自分達に合ったものか?

よく言われるパントリーのメリットは自分達の暮らし方や間取りと比較してどうか、考えてみます。

 

まずはキッチン用品の収納量を増やせるというメリット。

これは確かに重要なポイントです。

キッチンまわりは家の中でも特に物が多く、それに合わせて収納家具の性能も求められている場所だと思います。

ですが、収納力と収納する物をイメージしてみた結果、むいむい家は無くても何とかなるという予想がついたので、このメリットは薄く感じました。

 

次に、キッチン用品を隠しやすいのでキッチンがすっきり見える、というメリット。

これは一理あるように感じますが、パントリーがなくても物が収納できているのであれば、物は溢れないのですっきり見えるはずです。

表に出しやすいものをパントリーに入れておけばいいだろうって事でしょうか?

このメリットについてはよくわかりません。

 

キッチン用品以外にもリビングで使用する大型や、日用品などの雑貨を収納しやすい、というメリット。

例えば掃除機や、頻繁に使わない家電などでしょうか。

私の実家はまさにこれで、なんでもパントリーに入れています。

そういった使い方はもちろんいいと思うのですが、イメージしている新築の間取りではリビング収納・ホール収納・ファミリークローゼットなどに物を置く予定だったので、パントリーに特別それらを入れる必要はありませんでした。

ですからこのメリットも必要性を感じませんでした。

 

あとは、キッチン収納には入れにくい大型の物・重量物・常温保存の根菜を収納しやすいというメリット。

このメリットは確かに納得できるものですが、このためだけにパントリーを用意はしたくないと思ったので他の解決策はないかどうか考えました。

 

キッチン収納に入れにくい大型の物・重量物・根菜をどこに保管するか?

これについてもう少し詳しく述べます。

大型の物とは、例えば大きな鍋や土鍋、ホットプレート、キッチン家電等です。

これらはサイズ的にキッチン収納に入らない場合もあります。

 

重量物とは、例えば2Lペットが入ったダンボールケースや漬物容器、お米のストック等です。

これらのものはキッチン収納に入れにくいものが多いです。

引き出しに2Lペット6本ぐらいなら入りますが、あまり入れすぎるとレールに負荷がかかりますし、引き出しも重くなるので適しません。

 

根菜も引き出しや開き戸に入れるのには適しません。

これらをどこに置くかをイメージできたら、パントリーが必要かどうかより深い判断ができますね。

 

まず根菜ですが、これは大量でなければ通気性の良いカゴに入れてカップボードの上部に置くというのもいいんじゃないかと思いました。

むいむい家は諸事情によりカップボードがスペースより小さくなったので、そのあまった所に根菜を置いています。

ここにはオープンラックを置こうと検討しているのですが、タイプについて思い悩んでおり、結局1年間放置されてます。笑

そのうち置きます。

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次に大型の物ですが、カップボード上部の吊り戸棚にできるだけ収納するつもりでいました。

日常的に使いやすいよう、吊り戸棚の高さは低めにしてあるので土鍋、ホットプレート、大型のミキサーなんかを置いています。

土鍋やミキサーはそこそこ重量があるので上に保管するのはどうかな、と思っていたんですが、やってみたら意外と大丈夫でした。

これは人によるかもしれません。

キッチン家電については、カップボードの幅を広くとっているのでそこに大体置けるだろうというイメージを当時しており、実際そのように使用しています。

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重量物ですが、今のところ2Lペットを大量に買ったりはしていないので何とかなっていますが、ここがネックかなと思っています。

ある程度であればキッチン収納に入りますが、それ以上買う事になったらリビング収納がキッチンからそう遠くない位置にあるので、ここに入れようかなと考えています。

ここであれば大型のキッチン用品を入れてもそんなに遠くないので、使用頻度の低いものをここに入れちゃうのもアリかなと思いました。

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ただここの収納は、見かたによってはパントリーですね。

今は完全にリビングで使うものしか入っておらず、キッチン用品はゼロですが、最悪ここに入れようかなと思ってます。笑

 

まとめ

むいむい家では間取りを検討している時に、ファミリークローゼット・洗面・リビングの大きさを犠牲にするか、パントリーをやめるか選択する必要がありました。

この時に色々検討してパントリーを諦める事にしましたが、あと少し家を広くすることができたらパントリーを採用していたかもしれません。

 

それでも潔く諦められたのは、以下の理由があると思います。

  • パントリーが無くても収納できるというイメージをしっかり行えた
  • カップボード置き場が比較的大きい2700mm幅だった
  • 日用品ストックや雑貨は別の場所に収納できる見通しがたっていた
  • 実家の使用例でより深いイメージができた
  • キッチンから近い場所にリビング収納があるため、最悪その一部をパントリー代わりに使用できた

 

パントリーの必要性は、間取りや家族の買い物の仕方、所有物、食の好み、性格などによって変わってくると思いますので、もし今検討されている方がいたらゆっくり考えてみると良いと思います。

欲しい設備が全部入れれたらいいんですけどね~なかなか難しい。

 

それではここまでお読み頂きありがとうございました。

新築に住み始めて1年経過。賃貸暮らしから変化した事とは?

こんにちは、むいむいです。

1年前はアパートに住んでいましたが、去年の2018年11月3日に千葉県郊外に一戸建てを建て、住みはじめました。

念願のマイホームを叶えてから1年が経過しましたが、賃貸のアパートに住んでいた頃から比べて、何が変わったのでしょうか?

今回は、その点に着目してみたいと思います。

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アパート暮らしから比べて良くなったと感じた事

今の家に越してくる前は、積水シャーメゾンのアパートの1階に住んでいました。

駅徒歩10分で築10年の45平米。千葉県としては賃料もそこそこでしたが、二人で住むには十分な家でした。

 

その時と比べて、良くなった事は何でしょうか。

  • 収納力が2~3倍になった。
    物の置き場に困らなくなった。収納力は増えても物はあまり増えなかったが、コレをどこに収納しようか?と考える手間や、物が出しっぱなしでイヤだなぁと思う事がなくなった。スペースに余裕があれば使い勝手を優先した収納にできるため、小さなストレスがなくなった。

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  • 日当たりがいい。
    以前は西向きで目の前が駐車場だったため、見晴らしは良かったが日当たりは微妙だった。今の家は真南と真東に向いている大きな窓があるので、朝は必ず日が入るし、日中はいつでもそこそこ明るいので、気持ちよく過ごせる。

  • リビングが広く使える。
    アパートの時はLDKで12畳相当だったのが一戸建てになると21畳に。赤ちゃん用品(ねんねクッションやバウンサー、イスなど)を置いても二人が寝転べるぐらいのゆとりがあります。念願のパソコン専用スペースも作れました。

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  • 冬が暖かく過ごせる。
    夏はクーラーをつければアパートでも涼しくなったが、冬は差が出ます。床暖房で下から温める事もできるし、ガスファンヒーターで素早く温めることもできる。洗面所で着替える時も寒くない。お風呂も浴室乾燥機(暖房)で温めて入れば、シャワーで体を温めたりしなくても平気になった。暖房を切っても暖かさが続くので、真冬の朝にベッドから起きるのが楽。

  • いつでもキレイな部屋に住める。掃除が楽になった。
    夜にルンバを動かすことで、床掃除の手間から解放された。それにいつでも床が掃除されているので気持ちがいい。アパートでも出かけている間にルンバを動かすことはできるが、床に物を置いていたのでコツが必要だったかも。

  • キッチンの性能が向上した。
    キッチンが2倍ぐらい広くなったので、作業性が良くなった。調理家電も増やせるしストック品も置いておける。シンクまわりが高性能になったのでストレスフリー。コンロも性能UPで調理が楽。

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  • 洗い物が楽になった。
    キッチンが広いので水切りカゴを置いていても作業できるし、洗い物を多少ほっといても別の作業ができる。また、大型の食洗器で洗い物のほとんどをカバーできる。

  • 洗濯乾燥が楽になった。
    ガス乾燥機を使うことで乾燥が一気に楽に。「洗濯機から取り出す→ハンガーにかける→天気の様子を見て干す→取り込む→畳む」の工程が、「洗濯機から取り出して乾燥機に入れる→取り出して畳む」に。もう全然違う。また、取り出した物の8割は洗面所の収納に入るので、しまうのも楽。

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  • お風呂が広い。
    私はお風呂が好きなので、重要なポイントです。賃貸のお風呂は狭いし掃除しにくいし微妙でしたが、今のお風呂ならのんびりできるサイズですし、あんまり掃除しなくてもカビも生えないから楽です。

  • 家具を一生使うつもりで買える。
    地味に大きいポイント。賃貸で良いベッドは導入しにくい(家が狭くなる、引っ越しの時困る)が、持ち家ならOK。私はベッド派でしたが賃貸では布団だったので、ベッドが恋しかった~!その他、ソファなども賃貸では若干買いにくいかもしれませんが、持ち家ならずっと使うつもりで買えます。

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  • ローンは賃貸と変わらなかった。
    これは本当にケースによりますが・・・私達の場合はあんまり変わりませんでした。賃貸の時は月額8万(管理費・駐車場使用料込)で、現在はローンの支払いが月6万です。これに固定資産税や修繕費の積み立てを含めると同額程度になります。

 

新築一戸建てに住んで悪くなったと感じた事

逆に悪くなったことはなんでしょうか。

  • 通勤が遠い
    私の場合は通勤が片道15分ぐらいプラスになりました。往復で30分程度。妻はもっと遠くなったので往復40分ぐらい増えたのかなぁ。こればっかりは仕方ないですね。あまり増えてないほうだとは思います。

 

ん~・・・あれっ。

思ったより悪くなった事がないですね。

そのほかには、環境の変化があっても持ち家やローンから逃れられないデメリットがあると思いますが、私はそこは割り切っているのでデメリットだとは感じませんでした。

 

家が良ければすべて良い?

アホな話ですが、マイホームの計画しているときも建ててからも、浮かれててこの家ならすべて良し!幸せだ!位の気持ちでいました。

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それから1年経ってどうでしょう。

まだ浮かれている気持ちもありますが、だいぶ環境に慣れてきました。

時間が経つと、今まで良かったなーと思えるポイントもだんだん感動が少なくなってくるんですよね。

マイホームを計画していた日々はとても忙しい状態でしたが、充実していました。

家が建ってからも、DIYで完成させる部分があったり、家具を検討していたりしたのでそこそこ充実していました。

しかし理想のイメージに近づくにつれだんだんやる事が減ってきました。

 

理想の家作りは今も続いていますが、暇になるにつれて「何かをしたい」という気持ちが増えていきます。

その気持ちの発散できる場所の一つがこのブログです。

ブログで当時悩んでいたポイントや、私なりにまとめた事を書くことで、充実感を得ています。

 

家作りは楽しかったのですが、あくまで家は暮らしを豊かにするだけで日々の充実感は与えてくれません。

新築ハイになっているときは「新築を建てた」という事や、まだ完成されていない部分を作る事で心は満たされていましたが、ほとんど完成してしまった今はもう、別の何かで心を満たす必要があるようです。笑

 

 

なので、これからもブログを続けていきたいと思います。

ここまでお読み頂きありがとうございました。

「先輩、どこで家買いました?」住宅業界の人は、どんな家を買うのか。

こんにちは、むいむいです。

私は住宅業界の端っこで働いていますが、この住宅業界に勤めている人たちはどこで家を買うんだろう?という事が今回のテーマです。

そして、その答えから何か学べる事はあるかどうか考えてみます。

 

私が買ったのが一戸建ての家ですので、ここでいう家とは一戸建ての事を指します。

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ハウスメーカー社員は自社で建てるのが普通?

トヨタ社員はトヨタ車に乗り、アパレルメーカー社員は自社の服を着る。

今はそんな時代では無くなりつつあるかもしれませんが、やっぱり製造業は自社製品を買うという傾向があると思います。

同じようにハウスメーカーや工務店に勤める方も、家を建てる時は自社という方が多いと感じます。

ハウスメーカー等に勤めている知人も、やはり自社で建てるほうが当たり前で他社で建てるというほうが珍しい印象があります。

それには自社が好き・社員割引がある・周囲からの目がある・等色々理由はあるかと思いますが、結果的にはやはり自社で建てています。

 

ただ、私が勤める会社はハウスメーカー(HM)や工務店ではなく、家作りに関わりはあるものの、家自体を作る会社ではありません。

ですから家を建築する会社を選ぶうえで何のしがらみもありません。

どこで選んだってかまいません。

しかし、一般の方に比べれば住宅の知識は多くある社員が多いと思います。

そんな私の会社に勤める方々はどこで家を買ったのでしょうか?

 

いい家とは何か?

少し話が脱線しますが、「いい家」とは何でしょうか?

値段?立地?広さ?間取り?「いい家」の定義は人それぞれで、求めるものも異なるため、いい家とは何かを定義することはできません。

お金をかければ良い立地で広くて閑静で素敵な間取りで開放的かつ実用的であり意匠的にも拘った家が建てられるのかもしれませんが、普通は予算に限りがあります。

なので何にお金をかけるか、というのは当然人それぞれの好みによるところだと思います。

 

「いい家とは何か」というのは人によって異なるため、この業界に勤めていてもそれに対する答えはでません。

では、私が求めるいい家とは何でしょうか?

実はそれもよくわかりません。汗

検討を重ねた結果、私達の家族に向いているのは、経済的かつ実用的であることを優先し、その上で予算が許せる程度に意匠性に拘り、保守性や自由度も兼ね揃えていて、立地はあまり優先度が高くない、そんな家だと思っていますがそれも何かのきっかけで変わる事があります。

つまり自分の判断に自信がないので、みんながどこで家を買ったのかというのが気になりました。笑

一生に何度もないような大きな買い物ですから、皆さんはどう思って家を買ったのか知りたいと思い、聞いて回りました。

 

私の会社の人達はどこで家を買ったのか?

ということで私が家を建てる前、今から1年半ほど前に聞いて回りました。

賃貸やマンションに住んでいる人は除きます。

 

建売(飯田グループ)が2人

建売(メーカー不明・忘れた)が4人

注文住宅(大手HM)が2人

中古(大手HM)が1人

中古(メーカー不明)が1人

地元工務店が1人

計11人でした。

 

もっと数や買った理由などもわかれば皆さんの参考になるのかもしれませんが、当時は自分が満足すればよかったのでそんなに聞いてません。笑

 

参考までに、戸建て住宅のメーカー別シェアです。

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住宅業界の基礎知識|住宅業界を知る|新卒採用情報|一条工務店

 

そこの家・メーカーを選んだ理由とは?

どこで家を買ったかだけしか聞いてない人もいますが、なぜその家を買ったか聞いた人もいますので、わかる範囲でそれを述べます。

 

まず、建売(飯田グループ)のAさんは、駅徒歩10分の立地と、前住んでた場所に近い、すぐ買えるから、値段の折り合いがついたから等の理由でした。

その周辺だと土地売りや建築条件付き売地が無く、家に強い希望も無かったので選んだと言っていました。

建売(飯田グループ)のBさんは、値段重視かつ住んでいたエリアに近いという事で選んだそうです。

 

建売(メーカー不明)のCさんは、奥さんが車使えないので駅徒歩3分の立地が最優先事項だったが、そのエリアだと売地も無く、建売の分譲地的な感じな街並みが気に入ったと言っていました。

建売(メーカー不明)のD・E・Fさんはちょっと記憶が曖昧なのとよく聞いてなかったので理由は不明です。

 

注文住宅(大手HM)のG・Hさんは、土地を所有していたためどこの会社でも選べる状態でした。

そこでどこで建てようか検討した結果、信用できる大手HMに決めたそうです。

Gさんは前職で職人をしていたのでHMの仕事ぶりを見ていたのかもしれませんし、Hさんはうちの会社でその大手HM担当だったので、仕事上の付き合いもあるのかもしれないし、そのHMが好きだったのかもしれませんが、細かい所まではわかりません。

 

中古(大手HM)のIさんは詳細不明ですが、たまたまいい物件があったので買ったと言っていました。

中古(メーカー不明)のJさんは大所帯(親も含む)なので普通の家では狭く悩んでおり、中古で大きな家が売りに出たので買った、3年ぐらいは待ったとか言っていました。

 

地元工務店のKさんは、前住んでいた家がそこの工務店でお願いしたから、新築もそこでお願いしたと言っていました。土地所有かどうかは不明。

 

回答数も少なく内容も薄いので参考にはならないと思いますが、こんな感じでした。

 

回答からわかる事とは?

この内容からわかるのは、 まず土地がない場合は建売や中古を買う人が多かったという事。

土地を買いつつHMに頼むというのはやはりコスト的に厳しいのかなと思いました。

そもそもマトモな売地が存在しないんですよね、私の住んでるエリアだと・・・。

良い土地の売り出しがあると、一般人より先に業者が買って建売を作ってしまうので良い土地が残ってないのかなと思いました。

それと、同じ値段なら注文住宅等より建売のほうが良い立地を選べるので、立地優先の方はどうしてもそうなってしまうのかな。

 

土地がある場合は大手HMまたは地元工務店に頼んでいるようですが、詳しい聞き取りができなかったので詳細はわかりません。

建築条件付き売地を選んだ人はいませんでしたが、同じ住宅業界勤務の自分の親はそれを選んでいますし、私は建築条件付き売地の家なので、たまたま私が聞いたグループ内にいなかっただけと思われます。

 

聞き取りをする前に予想していたのは、住宅業界にいるから家にはこだわる人が多いのかなという事でした。

しかしこの結果をかえりみると、予算や立地重視で決める方が多く、土地を持っている人は予算に余裕があるので工務店なりハウスメーカーを選べる、という印象でした。

たぶんそれは、住宅業界以外の一般の企業に勤める方々と変わらない選択なのかなと思いました。

 

そして聞き取りをして私が感じたのは、人それぞれ優先する事項(予算・立地・建物など)があるし、事情も異なる(土地の有無・夫婦の働き方・家族構成など)ため、他人の選択は全然参考にならない。

自分達の好みや事情を考慮して、好きな家の買い方や会社を自由に選べばいい。

という、つまらない結論かもしれませんが、ある意味当たり前の事でした。

判断に自信がないから他人に聞いてみたけど、皆さん事情がそれぞれあるので特に参考にならなかった訳ですね。

 

ですが、建売・中古・建築条件付き売地だからダメとか、大手HMだから良いとか、そういう何かを特別視して判断するといった事は無く、自分達のニーズに沿った選択をしているのかなという印象はありました。

あくまで表向きだけかもしれませんが。

なので私達も、どれかを特別視することは無く、自分達に向いているものは何なのか?という事を意識してマイホーム購入に挑むことができました。

結局買ったのは建築条件付き売地(半注文住宅)でしたが、少しタイミングや縁が違えば、建売・中古・土地買いからのHMで建築というのを選んでいた可能性もあります。

 

このブログを見ている方は既に家を購入されている方が多いと思いますが、購入を検討されている方がいらしたら、何かの参考になればと思います。

ぶっちゃけ「好きなの買えば?」って話なんですけどね!!

 

それではここまでお読み頂きありがとうございました。