むいむいのマイホームづくり

自分の家作りから得た知識・情報をお伝えします。

椅子の滑りが悪いのは、キャスターの種類が原因?簡単に直す方法と、フローリングの傷を防ぐ方法

こんにちは、むいむいです。

突然ですが、キャスターがついている椅子の滑りが悪いとイライラしませんか?

机から立ちたいのに椅子がなかなか引けない!!イラッ。

仕方ないよな~と思いながら使っているその椅子、実はキャスターが床の素材と合っていない可能性があります。

 

また、新築の家でキャスター付きのデスクチェアを使っていると、フローリングに傷がつかないか気になりませんか?

私は実家の床を椅子でボロボロにした記憶があるので、今回検討しました。

今回は椅子のキャスターの話と、フローリングの傷を防ぐ方法について私の経験からお話します。

 

この記事はこんな人におすすめです。

  • 椅子の滑りが悪いと感じているが、なぜ悪いのかわからない
  • 椅子のキャスターで床が傷つかないようにしたい

 

 

会社での出来事。新しいデスクチェアでも滑りが悪いのはなぜ?

少し前の話になりますが、会社の事務所をまるごと移転する事がありました。

引っ越し後に、なんだか椅子の滑りが悪いな?と事務所のメンバーでで話していました。

椅子のキャスターのゴミ取りをしてみたり、軸受けにシリコンスプレーを吹いてみたり。

しかし、あまり改善は見られません。

そもそも比較的新しいデスクチェアなのにどうして?という気持ちもありました。

 

そこで、誰かが言いました。

「ツルツルした床からカーペットの床に変わったから、キャスターの素材が合わないんだよ。まとめて注文しよう。」 

えっ、キャスターの素材に種類とかあるの?そもそも交換できるの?というのが聞いた時の気持ち。

 

 

床にあった種類のキャスターを使うと滑りが改善

そして届いたキャスターを使ってみたら、今までのストレスがウソのよう。

ストレスなく、心地よく滑ります。

なんだか自分の椅子だけ滑りが悪い気がして、ムカつくやつの椅子とこっそり交換しようかと思っていましたが、その必要はなくなりました。(嘘)

 

以前の事務所はツルツルした床(Pタイル)で、それに合わせたゴムのキャスターがついていました。

引っ越し先で床がカーペットになったので、ゴムのキャスターは合わずに滑りがやたら悪くなったようです。

新しく届いたキャスターはナイロン製で、カーペットには最適な組み合わせなのでよく滑るようになりました。

単純に床とキャスターの組み合わせが悪いだけで、ゴミやホコリが入ったとか、潤滑油不足によるトラブルではなかったようです。

 

交換用のキャスターはそんなに値段も高くなく、複数個セットで1000円から3000円位が多いようです。

ただ、安い物などキャスターが交換できない椅子もあります。

それと足が鉄製の場合はキャスターの交換が硬くてやりにくい場合があるようなので、注意が必要です。

 

 

 

キャスターの種類を紹介

こちらがゴムのキャスター。Pタイルやコンクリートなど硬質な床に向いています。

Pタイルというのは、原料に塩化ビニル樹脂などを使用した、プラスチックの硬質な床材の事を言います。
ツルツルしていて硬い床で、昔のオフィスやスーパー・病院など店舗でもよく使われてます。

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こちらがナイロンのキャスター。カーペットに向いています。

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こちらが(ポリ)ウレタンのキャスター。フローリングに向いています。

ナイロンと見分けが付きにくいですが、車輪の外側にポリウレタンの樹脂を巻いているので、普通は車輪の内側と外側で素材が異なるようです。

外側は触ると硬質なゴムのような感触です。

適度に柔らかいのでフローリングへ傷がつきにくい素材です。

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自宅のフローリングを傷つかないようにする方法を検討

話は変わりまして、今度は自宅のデスクチェアです。

前回のエントリーでデスクチェアを買ったというお話をしました。

muimuim.hatenablog.com

 

そのデスクチェアを買うちょっと前に、keigomanさんから「キャスター付きの椅子は、下に何か敷かないといけないんですよね」というコメントを頂きました。(感謝)

確かに、実家の床も10年ぐらい私がデスクチェアでゴロゴロしてたら床に傷が付き、そのまま放置してたらフローリングが剥がれてきたという思い出があります。

 

ここまでひどくはありませんが、これに近いような感じです。父さんゴメン。

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引用:フローリングが剥がれて...自分で修復!: 月の砂漠をはるばると

 

私が今住んでいるのは新築の家なので、こんな風にならないようにしたい。

フローリングは傷から守りたい。

ただ、うちはラグ・マット類を極力敷かないようにしているので、マットを敷くというのは避けたかった。

 

 

ウレタンのキャスターはフローリング向き

そこで思い出したのが冒頭にある職場の話です。

「床の素材に合わせてキャスターを変えれるなら、フローリング用のキャスターにすれば傷つかないのでは?」

調べてみると、フローリングにはウレタンのキャスターが推奨されており、他の素材のキャスターと比較すると床へのダメージは少なく、傷付きにくくなるとのこと。

また、ウレタンが適度にグリップするため使い心地も向上するとのこと。

 

買ったデスクチェアはナイロンキャスターだったので、カタログに書いてある適合性のあるウレタンキャスターをAmazonでポチりました。

気になったのでちょっと調べてみると、Amazonの売れ筋ランキングに出てくるほとんどのチェアはナイロンのキャスターでした。

なぜかというと、ナイロンは一つの素材で作れるのに対してウレタンは素材が二層になるため、コストが高くなるんだそうです。

商品に特に表記がなければナイロンが使用されるようで、商品説明に「ウレタンのキャスターを使用」とあるものだけ、ウレタンを使用しているようです。

 

 

ウレタンのキャスターなら傷防止のマットは不要?

私の調べでは、ウレタンのキャスターはフローリングに傷はつきにくくなるが、フローリングとの相性によっては全く傷がつかない訳ではないとのこと。

 

しかし、実家で床へダメージがあったのは

「安いデスクチェア」

「キャスターの種類はたぶんナイロン製をずっと使用」

「10年間近く、しかも毎日割と長時間使用」

「25年前の技術で作られたフローリング」

だからではないかと考えられます。

 

今回は、

「定価はそこそこするデスクチェア」

「フローリングにやさしいウレタンキャスター」

「長時間はたぶん座らない」

「現代技術で作られたフローリング」

なので、たぶん大丈夫なはず!笑

 

 

実家でフローリングが剥がれてしまったのも、剥がれそうな予兆はいくらでもあったにも関わらず放置してしまったのが原因ですしね・・・

マットなしで使ってみて、1年に1回ぐらいチェックして、ダメージがありそうならまた対策を考えれば良いという楽観的方法でいくことにします。

 

 

たぶん、娘がオモチャをガンガン床にぶつけてるほうがよっぽど傷付きそうだけど、もうそれはしゃーないですね・・・

 

 

実際にウレタンのキャスターに交換した

ポチったらすぐ届きました。

純正品なので3000円程度と、少し高めです。

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キャスターを交換するのはこちら。

コクヨのシロッコチェアです。

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ひっくり返してキャスターを抜きます。

マイナスドライバーなどで取るケースもあるようですが、これは素手で普通に引っこ抜けました。

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左が取り付けるウレタンキャスター、右が取り外したナイロンキャスターです。

見た目はほとんど変わりませんが、ウレタンは接地面の部分を触ると硬いゴムのような感触があります。

ナイロンは普通のプラスチックといった感じ。

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これは簡単なタイプだったようで、一瞬で全部抜けました。

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そしてウレタンキャスターを付けて完成!

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ウレタンのキャスターの使用感は?

実際に使ってみた感想としては、ナイロンより滑りが落ち着いた感じがあります。

ナイロンが滑りすぎだったので、程よい感じになりました。

あとは滑った時の音が、もともと静かではあったものの、より静かになったと感じます。

傷についてはナイロンキャスターでも特についていなかったので何とも言えません。

ただ、フローリングはウレタンのキャスターが一番傷つきにくくて望ましい事は確かなので、これでしばらく使ってみたいと思います。

 

それでは、ここまでお読み頂きありがとうございました。