むいむいのマイホームづくり

自分の家作りから得た知識・情報をお伝えします。

Wordpressへブログ移転のお知らせと近況報告。

お久しぶりです。

実に3ヵ月ぶり、日数で言えば100日ぶりぐらいの投稿になります。

うちのブログに定期的に見に来られる方がどれだけいるかはわかりませんが、とにかく久しぶりです。

大丈夫です。生きてます。

 

このたび、ブログを移転することにしました。

移転の準備は整っていますので、あとは実行に移すだけです。

この記事とトップページだけを残し、他の記事は見ると転送する設定にします。

ここでは、今までの事とこれからの事、それからブログの引っ越しについて話していきたいと思います。

自分語りが多くなりますが、もしよろしければ最後までお付き合いいただけると幸いです。

 

特に新しい画像もないので、今まで投稿してきた画像を適当に挟んでみます。笑

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最近何してたの?

最近は、2級建築士の勉強をしてました。

私は建築業界で働いていますが、一戸建ての建築にはあまり詳しくなく、自分の家を建てる時に初めて知った事も多くありました。

 

自分の家を建築したのが2018年10月頃の事なので、もう2年前になります。

今までの人生では、マイホームの事なんかそれほど考えずに生きてきたのに、家を建てようと思ったらその奥深さに夢中になってしまい、家を建てたあともその気持ちのやりどころを探して、2019年1月にこのブログを発足しました。

家作りは苦しかったけど楽しかったなー。

ブログを作ったあとも、たまたま時間にゆとりが出来たのでせっかくだから基礎から勉強してみたいと思い、2級建築士にチャレンジする事にしました。

 

私の会社は一応建築業ですが建築士を持っていてもそれほどメリットはなく、趣味みたいなものですが、チャレンジしてみて結構楽しかったです。

学科試験はクリアし、製図試験は手ごたえがありましたが合格発表は12月なのでまだわかりません。落ちたら笑ってください。

受かったら今度は1級に行きたいなぁとか思っていますが、そしたらまたブログ書く時間なくなっちゃうので悩みどころです。

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ブログに飽きてきたのもある

勉強を始めたのは、実はブログに飽きてきたのもあります。

ブログを書くのは好きです。

ただ、ひとつの記事を書こうと思うとつい10時間ぐらいかけてしまう癖があり、なかなか気軽に記事を投稿できずにいました。

そうしたことが続くうちに、だんだん記事を書くのが面倒になってしまいました。

オリジナリティのある記事を書かなきゃ、見られるような記事を、と思ううちに自分の首を絞めてた気がします。

 

このままではまずい。

そう思い、モチベーションの維持のために、今までやってみたかった事でもあるブログの収益化をしてみようかなと思い立ちました。

読者を意識せずに自分の好きなように書けばもっと気楽に書けるのに、よりPVが大事な収益化してみようかなんて、なんか矛盾しているような気もしますが、そこは置いときます。

ただ、思いたったらやりたくなっちゃったんです。

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グーグルAdsenseに受からない

それで、広告を張ってみようかなと思いました。グーグルアドセンスです。

このブログを読んでいる方であればご存じかもしれませんが、グーグルアドセンスは申し込みの審査が厳しい広告です。

 

というのも、私も何度も申し込むものの審査に受かりませんでした。

重複するコンテンツ、価値の低いコンテンツとみなされます。

いくつか対策もしてみましたが、どうも難しいようです。

ブログを大きく改修すれば審査に通るかもしれませんが、できるかどうかわからないのに大変な労力を使う気力がありませんでした。笑

 

審査に受からない理由としては、システム上の問題ではてなブログはグーグルアドセンスと相性が良くないらしく、苦戦する人が多いようです。

もちろん受かる人もいるようですが、私はダメでした。

20回ぐらいは申し込んだかな。結局、諦めました。

 

はてなブログのシステムにそんなに不満は無かったので、受かったら続けるつもりだったんだけどなぁ。

そしてWordpressを使用したブログに移転する事にしました。

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Wordpressってどうなの?

はてなブログに比べると、やはり難しく感じます。

私は以前に似たようなことをやったことがあるので何となくわかりますが、それでも移転となると面倒な事も多く、移転作業に一週間程度かかりました。時間で言うと、20時間位かなぁ。

しかしそれでもまだ終わっておらず、細かいところに手を入れるとしたらまだ時間がかかりそうです。

 

まだ1から始めるならいいんですが、はてなブログから移転するとなるとリダイレクトしたり、タグを変えたり、ブログカードや目次の処理、画像タグの変換や内部リンク、パーマリンクの修正など色々やらなくちゃいけない事があるので大変です。

正規表現がわかれば記事数が多くても何とかなりますが、わからないと手探りや人力になるので、記事数が多ければ多いほど苦しみます。

 

Wordpressは世間で言われているように、細かいところに手は届きます。

あれちょっと変えたいんだよなぁ・・・っていうのがすぐにできます。

いや簡単ではないんですが、とにかくできることが大切です。

ブログを細かくカスタマイズできるので、少しやる気が復活しました。

やる気が出るのが一番大事。

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Wordpressってお金かかりそうじゃない?

ブログってお金かからないのが良い所でもあるのに、Wordpressってお金かかりそう。

という話を以前に聞いた事がありますが、これに関してはピンキリだと思います。

よく話に聞くのは、Xサーバーという高性能レンタルサーバーを借りて、独自ドメインを取って、有料のWordpressテーマを使うという方法。

これは非の打ち所がないブログが構築できますが、サーバー代がお得な1年払いにすると、合計なんだかんだで初期費用として初年度が2万強から3万弱ぐらい、2年目以降は年間1.4万円ぐらいかかります。

 

私は以前にラクサバという激安サーバーでWordpressブログを立ち上げた事があって、そのときの料金は初年度2500円位ぐらい、2年目以降は年間1200円でした。これは本当に激安です。

独自ドメインは取っていないので比較はできませんが、物を選べばお金はそこまでかかりません。

2年目以降の年間費用と、はてなブログProの1ヵ月の費用(月払い)がほぼイコールです。安い。

 

今回わたしがブログを引っ越しするにあたっては、もう少し良いレンタルサーバーにしたので多少はお金がかかりましたが、Wordpressテーマは無料を選びました。

レンタルサーバー代で年間7000円、独自ドメイン代で1000円ちょっと、初年度から年間8000円程度なので、はてなブログProの年間の費用とそれほど変わりません。

お金はだいたいそんな感じです。

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これからどうするか

これからの事は、とりあえず引っ越してみて考えたいと思います。

1年9か月もやってるのにまだ到達できてないから、100記事目指したいなぁ。

このブログはそのうち消すかもしれませんが、消さないかもしれません。

SEO的に良いほうを選びますが、1か月程度は少なくとも残します。

 

一番の心残りは、同時期に家ブログを書かれていた方、ブログにコメントしあった方と、もうコメントしあう事が無くなりそうなのが、残念であり、寂しい思いです。

はてなブログでお互いが読者登録していれば投稿が見られますが、Wordpressのブログになったら、別のサービスを使っていないと新着投稿が見られませんしね。

引っ越しされる方はみんな同じような寂しさのような思いを抱くのかな。

 

しかし、見覚えのある方々も、最近は投稿がすくなってきているような気がして、それが移転の背中を押してくれるような気もします。

それでは、そろそろこの記事も終わりにしようと思います。

今までブログを見て頂いた方、コメント頂いた方、これまでありがとうございました。

 

読者登録しているブログはたまに見に行きますので、よろしくお願いします!

 

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2020.10.03 23:50 追記

ブログ移転作業をしました。

この記事以外を閲覧すると自動的に転送されます。

新しいブログは、以下になります。

https://muimuimyhome.com/

階段下トイレのデメリットをメリットに変えるアイデアはコレだ!

こんにちは、むいむいです。

わが家では諸々の理由により階段下トイレを採用しました。

階段下トイレと言えばデメリットが強調されがちですが、工夫次第で良い空間にすることもできると思います。

この記事では、デメリットをメリットに変える方法と、わが家に採用したトイレについて話していきたいと思います。

 

この記事はこんな方におすすめです。

  • これから一戸建て木造住宅を建てる
  • 階段下トイレを作りたい、興味がある
  • トイレを広く見せたい
  • トイレの収納は充実させたい
  • トイレのインテリアにこだわりたい

 

階段下トイレとは?

トイレと言えば、家の間取りを作る上で小さくて動かしやすいパーツなので、欲しい間取りを作った後に、最後に適当なところに放り込まれがちです。

特に多いのは、階段とセットにして階段下のスペースを有効活用するパターンです。

 

しかし、この「階段下トイレ」は、デメリットがいくつかあります。

  • 階段の形状がトイレから見えるので見栄えが良くない、圧迫感を感じる
  • 窓の形状や、照明の種類が限定される
  • 階段が邪魔で奥に収納が設置できない、収納が確保しにくい
  • 階段の段数や、パターンの制限を受ける
  • トイレを階段の形に合わせる必要があり、トイレを少しだけ大きくすること等ができない=狭い

 

そんなにデメリットあるのによくあるパターンなの?と思われてしまいそうですが、普通はそこまで気にならないポイントですし、階段下というスペースを有効に使えるという大きなメリットがあるため、比較的採用されます。

ちなみに私の実家も階段下トイレで、妻の実家も階段下トイレでした。これはさすがにたまたまかな?笑

 

デメリットのうち、「狭く感じる・見栄えが微妙・収納が少ない」という点は、工夫次第で「広く見える・おしゃれ・充実した収納」になると思います。

それをこの記事でお話していきたいと思います。 

なお、階段下トイレといっても色々なタイプがありますが、もっとも多いパターンは折り返し階段の下にトイレを設置するパターンです。

わが家もこのタイプなので、この記事についてはそれについてお話します。 

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参考:折り返し階段と階段下トイレ

 

 

私が階段下トイレを採用した理由

私が最初に採用しようと思っていたトイレは、通常よく使われる1畳より少し横幅が広いトイレでした。

イメージとしてはこんな感じです。

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ちょっとだけでも横幅が広いと、入った時に開放感があって嬉しいものです。

 

なのでほんの少しでもいいから幅の広いトイレにしたいという思いがありました。

トイレの幅が広ければ収納スペースも広く取れるし、インテリアのスペースも取れる。

 

でも残念ながら、その想いは実現できませんでした。

ほかの間取りの関係上、トイレは階段下に設置するしかなく、幅を通常より広くすることもできませんでした。(通常の内寸80cm弱)

ちょっといいトイレに憧れていながら、間取りの関係上実現できないというのは、残念ですがよくある話です。

 

他のプランが無いかどうか検討しましたが、悩んだ末にやはりトイレは階段下に設置することにしました。

ただ妥協案として、横のスペースを活用することにしました。

それが、デッドスペースを利用して奥を横に広くしたトイレです。

 

 

階段下のスペースを利用してトイレを広げる

折り返し階段下のトイレは、普通はこの画像のような形になると思います。

便座の上に階段が形状がせり出してくる感じ。階段の形状は異なる事もあります。

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これを、階段下のスペースをもっと利用して、トイレの奥を横に広げる事にしました。

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図面で見るとこのような形です。

トイレの空間はL型になっており、その更に奥には本当のデッドスペースがあります。(青色の部分)

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この横に広げた部分の奥行は400mm程度にしました。

あまり奥行がありすぎても、トイレが邪魔して奥のほうは使いにくいし、掃除もしにくいような空間になると考えたからです。

階段下トイレでネット検索すると、ここを限界まで奥に広げている方もいましたが、奥行がありすぎるのは微妙だと私は感じました。

 

 

奥を広げると、空間が広いように感じる

わが家のトイレに入ったときはこんな感じです。

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階段があるので上部に若干圧迫感はありますが、奥の面が横に広がっているため空間が広いように感じます。

写真ではイメージを伝えにくいのが残念です。

 

この視線が抜けるところを作って広く見せる方法は、玄関などでもよく用いられます。

見る先の面が広いと空間が広いように感じるという効果で、階段下トイレなのにあまり狭く感じません。

むしろ、上に何もない2階の普通のトイレより、1階の階段下トイレのほうが広いように感じます。

 

とはいっても、便座に座ってさえしまえばドアのほうを向いてしまうので、普通のトイレも階段下トイレもそういう意味では変わらないんですけどね。

 

広げた部分を斜めから覗くとこんな感じです。

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奥の広がっている部分を正面から見るとこんな感じです。

棚の下に見えているのは収納です。

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横に広げるとインテリアのスペースが2.4倍になる

トイレの奥を横に広げたので、棚のスペースが大きく増えました。

写真の赤く囲ってある場所が、通常より増えた範囲です。

Aの棚板が奥行25cmで、Bの棚板が奥行30cmです。

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通常のトイレだと、Aの棚板の幅が78cmなので、棚板の面積は78×25=1950cm2です。

わが家のトイレは、Aの棚板の幅が120cm、Bの棚板の幅が55cmなので、120×25 + 55×30=4650cm2です。面積比だと約2.4倍です。

すべてをインテリア用のスペースとしなくても、物を置ける場所が増えるのは嬉しいですね。

 

アクセントクロスや照明を用いてトイレをおしゃれにすることもできますが、飽きると嫌なので私は置物に頼ることにしました。

こうしてインテリアのスペースを確保することで、あとはセンス次第でおしゃれにできます。笑

わが家では観葉植物や写真・置物などを置いていますが、お見せする程のものでもないので撤去した状態を撮影しました。

 

 

棚の下の引出しで、小物収納も充実

棚の下には、引出しをDIYで設置しました。

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この引出しは、内寸が幅52cm奥行26cm高さ12cmあります。

どれぐらいかというと、サイズが少し違いますがA3用紙ぐらいの面積です。

ここにはトイレ掃除用のペーパー類、トイレスタンプ、サニタリー用品などを入れていますが、すっきり収まっており、そこそこ容量があります。

 

建築当初はあまり検討する時間が無かったので棚が1枚という形にしましたが、すぐに小物を入れる場所が欲しくなりました。

棚を下に増設して、その上に箱を乗せようかと検討しましたが、サイズがぴったりでイメージに合うものなんてそうそうなく、何か月か探して諦めました。

 

そして、箱で悩むぐらいなら引出しを作ればいいか、とDIYする事にしました。

引き出しDIYは多少経験があれば難しくはありませんが、簡単ではないのであまりおすすめはしません。

レールは木で作り、敷居テープを使ってすべりを良くしました。

レールの片方は下地に、もう片方は下地がなかったのでボードアンカーで固定しました。

正面の化粧板だけミルクペイントのホワイトで塗装、中は無塗装としました。

思った以上の仕上がりに作れたので、たまに無意味に引き出して遊んでいます。パカパカ。

 

ここはもしイメージが固まっていたら、建築会社に引出しの設置を依頼するか、棚を2段にしてもらうのが良いと思います。

この引出しの使い勝手は、結構使いやすいと感じています。

便器が邪魔になり前かがみで使う必要があるので、建築前は使いにくいかなと思っていましたが、実際にはまったく問題ありませんでした。

便器に座りながらでも物の出し入れができるというのも気に入っているポイントです。

 

 

トイレットペーパーや大きな掃除用具はどこに置く?

トイレにはトイレットペーパーが付き物ですが、これを置き場所は引き出しの下のスペースにしました。

また、スプレー類やトイレブラシなどの大きい掃除用具も同様です。

 

わが家では床にそのまま置いていますが、生活感が出てしまうので工夫の余地があります。

例えばトイレットペーパーはバスケットなどに入れる、スプレーやブラシ類は縦長のケースに入れる等とすると、見た目もよりよくなります。

なにかいい案を見つけてから記事を書こうと思っていましたが、トイレットペーパーを袋ごと直置きしてても気にならなくなってきたのでそのまま使ってます。笑

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引用:無印のステンレスワイヤーバスケット : UCHIとNIWA

 

この位置は、便器があるから取りにくいかなと思っていましたが、使ってみると平気などころか、トイレットペーパーは便器に座りながら手を伸ばせばすぐ届くので、意外と便利でした。

例えばトイレの奥側に収納庫を設けた場合、入口の横に壁埋込型の収納などを設けた場合は、立っている状態でないと届きませんが、これなら座ってても届きます。

 

このスペースはカーテンなどで隠すというプランもあったのですが、カーテンで隠すというのがあまり好きでなかったのでフリーな空間にしました。

容量としては、ケースを使わないなら12ロールのトイレットペーパー2つに掃除用具も置けるので、十分だと思います。

ただ、掃除用具なんかは若干の取りにくさはあるので改善の余地があります。

 

 

最後に

階段下トイレというのは、空間の効率的利用という意図以外にはメリットがないと思われがちです。

しかし、横にデッドスペースがある場合限定ですがこの空間を利用することで、インテリアと収納スペースを充実させ、広く感じる空間にする事ができました。

 

また、デッドスペースを利用した階段下トイレについて、ネットで調べると施工例は多く見つかるのですが、細かくレビューした記事は無かったので今回書いてみました。

建築会社にこんな風にしたい、と伝える場合は、自分のイメージと近い写真をどこからかお借りして見せるとよいと思います。

ただ、階段の仕様などは建築会社により異なる事もありますので、注意が必要です。

私はマイホームデザイナーというソフトで3Dパースを作成し、それで伝えました。

 

という事で今回は階段下トイレについてお伝えしました。

ここまでお読み頂きありがとうございました。

 

 

 

あとがき

二級建築士学科試験があと二週間後ぐらいに迫ってきました。

ブログほったらかしで勉強しているおかげか、全国模試では8割以上取れたので、学科はまず受かりそうです。(本番の合格ラインは6割)

そろそろ製図がんばるか・・・

コーヒーメーカーの蒸気対策は必要?食器棚が傷まないか検討しました。

こんにちは、むいむいです。

キッチンには蒸気を出す機械が色々ありますが、コーヒーメーカーはその一つです。

 

この蒸気を出す機械って、置き場所に困りませんか?

例えばコーヒーメーカーから出る蒸気は食器棚や吊り戸棚などに当てても問題ないのでしょうか?

今回はそれについて考えてみたいと思います。

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この記事はこんな人におすすめです。

  • コーヒーメーカーの置き場所に悩んでいる
  • 食器棚に蒸気があたっても良いかが気になる
  • 蒸気対策が必要かどうか考えている

 

 

コーヒーメーカーから出る蒸気が気になる

以前に、炊飯器から出る蒸気について記事を書きました。

内容は似たり寄ったりなので、この記事を見た方は今回の記事を読む必要はないかも。笑

muimuim.hatenablog.com

 

この記事を書いた直後に買ったのが、パナソニックのNC-A57というコーヒーメーカーです。

このコーヒーメーカーを使ってみて驚いたのは作動時の蒸気です。

炊飯器より全然蒸気出るじゃん・・・!

 

炊飯器が蒸気を出しているのは30分ぐらいですが、コーヒーメーカーは5分前後です。

その5分間に出る蒸気が、目で見えるほど結構出ています。

 

むいむい家では、カップボードの上にコーヒーメーカーを置いて、その上には吊り戸棚があります。

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コーヒーを2.5杯分作ったあとに吊り戸棚の下を見るとこんな感じ。

ぱっと見ではわかりませんね。

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指でさわると濡れているのがわかります。

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ぬぐったあとが見えますか?なんとなく・・・

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このコーヒーメーカーは最大5杯分まで入れれますが、その半分の2.5杯分でこれだけ濡れます。

手持ちの3合炊き炊飯器と比較して、トータルでどちらが多く蒸気を発生させているかはわかりませんが、短時間で発生する量ではこのコーヒーメーカーのほうが上でした。

この水蒸気が、吊り戸棚に当たっても問題ないのか?という点をこの記事では考えていきます。

 

 

パナソニックのNC-A57は蒸気が相当出る

まず使用しているコーヒーメーカーについて少し紹介します。

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パナソニックのNC-A57という機種です。

古い機種の2008年発売のNC-A55P、2014年発売のNC-A56も中身はだいたい同じだと思います。

ロングセラー商品で、購入した三か月前も価格.comの売れ筋ランキングで1位でしたし、執筆時の今(2020年4月末)も1位でした。

豆を挽くところから抽出、ミルの掃除まで全自動なタイプです。

 

コーヒーメーカーにより蒸気が出るかどうか、蒸気の量がどれ位になるかは異なると思いますが、この機種は比較的蒸気の出る量が多いようです。

ミルを洗浄するために蒸気やお湯で洗い流しているからかもしれません。

蒸気が多いかどうかを客観的に判断するのは難しいとは思いますが、ネットで調べると蒸気が多いと書かれている方もいました。

 

参考までに下記に乗せておきます。

超辛口製品レビュー PanasonicのNC-A57のマイナス項目を全部紹介 | 俺にコーヒーを語らせろ!!

 

 

コーヒーメーカーの蒸気は食器棚や吊り戸棚に当たっても大丈夫?

では吊り戸棚に蒸気が当たっても問題ないのでしょうか?

また、コーヒーメーカーと吊り戸棚の距離を離せば問題ないのでしょうか?

 

以前ネットで調べたところによると「どの程度離せば良い」という納得できる答えは得られませんでした。

というのも、機械によって発生する蒸気量も違いますし、食器棚や吊り戸棚に使用されている素材も違いますので、どれなら問題なしとは一概に言えません。

 

むいむい家のコーヒーメーカーの上にある吊り戸棚はTOTO製のもので、ミッテというシリーズの商品です。

これの取り扱い説明書を見てみましょう。

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説明書には、電気ポットのようなイメージと共に「蒸気を当てたままにしない」と書いてあります。

しかし、使用するたびにふき取るなんてマメな事は私にはとてもできません。笑

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例えば違うメーカーの、タカラスタンダードの食器棚を見ると、「吊り戸棚の下の素材もホーローなので炊飯器の蒸気で傷むことはありません」と書いてあるものもあります。こういったものであれば安心して使えますね。

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カップボード・食器棚(周辺収納) | システムキッチン オフェリア | タカラスタンダード

 

その他にも、モイスという水蒸気を吸収する珪藻土のような素材で対策することを推奨し、オプションとして用意している食器棚もありました。

このモイスはDIYで取り付ける事もできるので、そうされている方もいます。

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コーヒーメーカーを3か月、棚の下で使ってみてどうか?

むいむい家としては、もう吊り戸棚を設置しているので今更メーカー変える事はできませんし、モイスをわざわざ付けるのも面倒です。

ということで、説明書には拭いてと書いてありますが、まったく拭かずにそのまま三ヶ月間使用してみました。

使用頻度は朝と夜にほぼ毎回入れるので、1日2回です。

 

短い期間なので何とも言えませんが、吊り戸棚の裏にはまったく変化が見られませんでした。

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扉の下側にも水蒸気が当たりますが、こちらも変化が見られません。

また、棚板と扉の間にパッキンがあり、水蒸気が上がってきても戸棚の内部にはあまり入らないような仕組みになっています。

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水蒸気が棚板や扉に当たっても問題がないのは、素材に表面加工が施されているからです。

水に強い表面加工がしてあれば水蒸気は素材の表面に留まるため、家具を傷める心配はありません。

今回試しに時間を計ってみたら、吊り戸棚の裏に水蒸気がついても10分も経たずにきれいに乾いてしまいました。(4月末、室温20度、湿度50%程度)

 

 

蒸気によって棚や家具の素材が劣化することはある?

表面加工がされていれば水蒸気が当たってもまったく問題ないのでしょうか?

 

表面加工の種類は多肢にわたります。TOTOのカタログを見ると、化粧板としか書いていないので種類が不明なのが残念です。

ただ調べてみると、表面加工がしてあれば水分によって棚などが痛むことはなさそうだと感じました。※紙ベースの表面加工だと水分に弱い恐れもあります。

ましてや10分程度で乾くのであれば、私の考えになりますが、素材への痛み等は無いと考えてよさそうです。

 

ただ、表面加工がしてない部分が見える場合は注意が必要です。

それはどんなところかというと、例えば扉や棚板の側面や、角や継ぎ目といった部分です。

 

下記は炊飯器の蒸気が食器棚にあたって膨らんでしまった例です。

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引用:【痛恨の失態】蒸気を甘く見てはいけない! - 家具・収納

 

これは、普段見えている表面部分は表面加工されていたものの、下の茶色い部分が未加工だったため、水蒸気がそこから入り込んでしまい、木材が蒸気を含んで膨らんでしまったようです。

食器棚や棚は、木材を粉砕して接着剤などで成型した繊維板(MDFなど)を使用することがほとんどですが、これは水分に非常に弱い素材です。※水に強い繊維板もありますが、一般に家具に使われるのは水に弱いものです。

そのため、表面は傷や水分から守る表面加工がなされていますが、加工されていない部分があると内部の繊維板に水分が入り込み、傷んで膨らんだり歪んだりしてしまいます。

参考:MDF(中密度繊維板)は水に弱い : RC 外断熱 住み心地レポート

 

 

素材が痛むかどうかはどう判断したらいい?熱で傷むことは?

蒸気が当たる場所が痛まないかどうかを調べたければ、そこがきちんと表面加工などで保護されているか?というのが大事なポイントになると思います。

むいむい家の吊り戸棚は、戸棚の間や、扉の下部なども保護されていますので、まぁ大丈夫かなと判断しました。

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それと、コーヒーメーカーと吊り戸棚の距離はどれぐらい離せば良いのでしょうか?

ここまでは水分という視点から考えてきましたが、あまり近いと熱による影響も考えられます。

 

家電から出る蒸気程度であれば、木質繊維板に与える影響はあまりないと思います。

ただ繊維版自体より、表面加工は種類により熱に弱い可能性があります。

メラミン化粧など熱に強い加工であれば問題ありませんが、通常そこまでの強い表面加工は棚の下などにはなされていないケースが多いと思います。

 

これに関しては種類により耐熱温度が違うので何とも言えません。

ある程度離していれば、熱による影響は大きくないと思いますが・・・

 

参考までにむいむい家ではコーヒーメーカーの上部から棚までの距離が20㎝になっています。

これが10㎝とかだと、ちょっと近いな。と感じます。が、本人の感性によります。笑

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蒸気によって壁紙が劣化することはある?

一体型の食器棚をご使用なら問題ありませんが、むいむい家のように吊り戸棚を設置していると裏側が壁紙になっていることもあります。

この壁紙にも影響はあるのでしょうか?

 

まずコーヒーメーカーの直上にある棚と違い、直接蒸気が当たるわけではないので熱の影響はあまりないと考えられます。

問題は水蒸気ですが、ほとんどの家の壁紙はビニールクロス、つまり樹脂製なのでほとんど水分を通しませんし、壁紙自体が水分を含んで傷むことはありません。

ただ、壁紙の接着剤は水に弱い事があるので、壁紙同士の隙間があればそこから水分が入ってそこから壁紙がめくれてしまう可能性はあります。

 

しかし、蒸気の出る家電で壁紙がめくれてしまうという話は聞いた事(というよりネット調べ)もないですし

と思っていたのですが、蒸気によって剥がれる事もあるとブロガーのぴめりーさんに教えて頂きました。

蒸気の当たり方、周辺の環境、クロスの接着方法などによって変わってくるので何とも言えませんが・・・壁紙がめくれる可能性もあると考えたほうが良さそうです。

 

めくれてしまったとしても補修する接着剤などで比較的簡単に直せますが、剥がれてしまったら面倒なのは確かなので、環境(壁紙との離隔、蒸気のこもりやすさ等)を考慮した上で自己判断・自己責任で使用するか、壁紙が近いようなら別の位置を検討するかになります。

なお、水蒸気に弱いのは継ぎ目の部分だけですので、水蒸気の当たりそうな場所に継ぎ目が無ければ剥がれてくる可能性はかなり低いと思います。

ぴめりーさんご指摘ありがとうございました!

 

 

結論

結論としては、

  • 蒸気を棚板などに当てない、当たったら拭くのがもちろんベスト
  • 蒸気の当たる場所の素材に表面加工を確認する
  • 熱による影響はケースバイケースなので、できれば棚板と距離を離す
  • 環境により壁紙が剥がれる可能性もあるので注意が必要

という事になります。

 

棚板や壁紙などに蒸気を当てたまま使うのは自己責任になります。

もちろん、コーヒーメーカーなどの家電の上には何もないほうがいいんでしょうが、キッチンとは数々の物がひしめき合う場所ですから、なかなかそううまくはいきませんよね。

少し使ってみて様子を見てみるのもいいかもしれません。

 

なお、この記事に書かれている内容には私の主観が結構混じっている可能性がありますので、ご参考程度でお願いします。

また、なにか間違い等ありましたらお手数ですがご指摘いただけると幸いです。

それでは、ここまでお読み頂きありがとうございました。